皆様こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
当ブログでは、うなぎの釣り方を色々とご紹介してまいりました。
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うなぎ穴釣り | うなぎ竿釣り | ペットボトル釣法 |
これらの釣りはウナギがよく釣れる時間帯、つまり夜7〜9時頃の時合いに合わせて釣行するのが好ましいです。(夜間の穴釣りは深夜でも釣れます。)
しかし、仕事の都合などで時合いに間に合わない方はとても多いと思います。
せっかく釣りをするならば、2〜3時間は粘りたいところですが、明日のことを考えるとなかなか難しいのが現実ですよね。
そんなあなたにオススメしたいのが「置き針釣り」という時間有効活用型の楽しい釣りです。時合に間に合わないサラリーマンの方だけでなく、ファミリーでも楽しむことができる釣りなので、是非覚えておきましょう。
置き針釣りとは?
置き針とは、読んで字の如く「針を置いておく釣り」のことです。
かなり尖った釣りですが、ワクワク度MAXの釣りと言えます。
川岸にある障害物(草木や手すり)に糸をくくりつけて、仕掛けを投入。
その後帰宅し、一晩放置した後、早朝に仕掛けを回収する釣りです。
仕掛投入(夕方〜夜) | 仕掛回収(早朝) |
竿もリールも使わず、早朝に魚が掛かっていたら手釣りで回収するという原始的な釣りです。釣り場に捨ててある釣り糸とかを掻き集めても挑戦できる釣りなので、サバイバル術の一つとして覚えておいてもよいでしょう。
置き針釣りのメリット
原始的な置き針釣りですが、実はメリットがたくさんあります。
メリット① 導入費用が安く、子供でも楽しめる。
置き針釣りは、竿・リールが要らないので小学生のお小遣いでもスタートできます。
ワタクシも子供の頃、捨ててある釣り糸や針を拾い集めて置き針釣りをしておりました。
メリット② 最高のワクワク体験ができる。
置き針釣り最大の魅力は、「夜中寝ている間に何か釣れているかも!」という点です。「クリスマスの夜に、子供がワクワクして眠れない感覚」に近いです。
メリット③ 長時間釣りでチャンスが数倍に。
夜8〜9時頃に仕込みをして、朝の4〜5時に回収。
ざっくりですが、8時間ほど罠を仕掛けている計算になります。これだけの長時間、釣り場に立って竿を出すのは大変な労力ですが、置き針釣りなら一旦仕掛けたらフリータイム。自宅に帰って寝れます。(ワクワクしてあまり寝付けないデメリットもあります。)
メリット④ 盗難リスクが無い。
釣り場で盗難というと物騒な話ですが、知人が高価な磯竿やリールを釣り場に置いて車で仮眠していたらごっそり盗難被害に遭ったとの話を聞きました。
なんとも世知辛い世の中ですが、置き針釣りはそもそも竿・リールを使わないので、盗難被害に遭うこともありません。
但し、釣り人の多い場所に仕掛けると、「興味本位の水揚げ・イタズラ」に遭遇することがありますのでご注意下さい。
他の釣り人に迷惑を掛けない意味でも、極力目立たず邪魔にならない場所に仕掛けを垂らしましょう。(堤防のような切り立った釣り場の場合、垂直に足元に垂らしても釣果は変わりません。)
メリット⑤ 淡水・海水問わず、底物なら何でも狙える。
置き針釣りは、うなぎ釣りに限った釣りではありません。
淡水・海水域問わず、幅広いフィールドで気軽に仕掛けることができるのも大きな魅力です。
↑こんなスッポンも釣れます。
仕掛けに使う餌は、淡水なら「ドバミミズ」、海水なら「アオイソメ」などがおすすめ。もちろん、魚の切り身などもOK。一晩放置するので、ある程度は針持ちの良い餌が向いてます。
メリット⑥ 仕掛けの大量生産・持ち運びが可能。
↑この様な仕掛け巻きがあれば、20セット程の仕掛けをコンパクトに持ち運びすることができます。
置き針釣りに似たような釣りで「ペットボトル釣法」がありますが、ペットボトルの容量分嵩張ります。コンパクトさでいえば置き針釣りに軍配が上がります。
※ペットボトル釣法は、以下の記事をどうぞ。
置き針釣りに必要な道具
冒頭で述べたように、置き針釣りは「糸・針・オモリ・餌」の4点でスタートできる手軽な釣りですが、せっかくなので「周辺アイテム」もしっかり揃えておきましょう。充実した趣味として長年楽しむことがことできます。
置き針釣りのアイテム
イラストはセンサー付きヘッドライト。
夜間に仕掛けを投入するので、ヘッドライトは必需品。
当ブログで紹介中の他のうなぎ釣りや、テナガエビ採り、アオリイカ釣りもやってみたいなっていう方は、下記の「ジェントス デルタピークDPX-333D」がおすすめです。下手に安物ライトを買って買い直すより、後々の費用が掛かりません。
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400ルーメン・センサー付きなので、多種の釣りに使えます。気合い入って、当機種の専用記事も作っておりますので、ご覧下さい。↓
獲物が針に掛かると、長時間暴れます。
夜間は比較的大物の針掛かりが多いので、ラインブレイクを防ぐためにPEラインがおすすめです。
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1つの仕掛けに付き、10〜15m程使います。
仕掛けの参考例を2つ載せておきます。
パターン① PE4号ライン・オモリ・管付き針直結 強度重視 |
パターン② PE4号ライン・オモリ・ナイロンハリス付き針 アタリ重視 |
↑のパターン①と②で釣り針の種類が変わります。
パターン① PE4号ライン・オモリ・管付き針直結
PEラインと管付針の組み合わせは非常に強力。
ラインブレイクが滅多にありません。
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パターン② PE4号ライン・オモリ・ナイロンハリス付き針
ナイロンハリスの透明効果で食いは良いです。
ただし、一晩の長い時間の中でラインを千切られてしまう場合があります。
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流れに応じて変えてもいいのですが、ワタクシは、投げやすい10号オモリを徳用パックで購入して常時使ってます。
仕掛け巻きは、自作をすることができます。
耐久性は低いですが、段ボールでも自作可能。(濡れてふやけます。)
10~15m分の道糸を巻ける仕掛け巻きを用意しましょう。
作るのが面倒な方や、適度な素材が見つからない方は以下をどうぞ。
↑第一精工から販売されているこの商品、スポンジの割に値段が高いのですが、中に芯が入っており耐久性は抜群。洗って繰り返し使えます。
これは不要な場合もあり。
置き針を仕掛けたい場所に、適当な枝や手摺りなどがない場合に使います。
一見、土や草でも地中は小石が埋まっていることが多いです。
そのため、地中に埋めるペグ(釘)はプラスチックタイプより金属製を選びましょう。
虫よけは、出発前に身体に吹き付けて家に置いておきましょう。
長時間滞在しないので、持ち出し不要です。
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釣れた後に必要なアイテム
ウナギやスッポンを捕まえる時や、PEラインを素手で手繰り寄せるのに使用します。
軍手・手袋どちらでもOKです。
自宅にあるもので十分通用しますので、忘れずに持参しましょう。
PEラインの切断に使用します。
これも自宅流用品でOK。ダイソー製品でも全然大丈夫です。
スーパーの袋が無料で良いです。
1袋につき、ウナギ1匹を入れて縛ります。
うなぎが大量に釣れた時に備えて、予備袋をたくさん持っていきましょう。
置き針釣りでは、スッポンも釣れます。
スッポンは鋭い歯と爪を備えているので、スーパーの袋に入れてもビリビリに破って逃げてしまいます。そのため、蓋つきバツが必須となります。
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スッポンはうなぎ同様に脱走が超得意なので、グッと閉まるタイプの蓋つきバケツを用意しましょう。
スッポンや大型魚など、歯が鋭くて危険な生物も釣れることがあります。
そんな時は、フィッシュグリップという道具が便利。安全に危険生物を掴めます。
ジャン。銃みたいな形のフィッシュグリップ。
でも大丈夫!
フィッシュグリップを噛ませることに成功したら勝ったも同然。安心してバケツ・バッカンに収めることができます。
海坊主というメーカーの評価がとても高かったので、よく調べてから購入。現在までスタメンで使っております。
フィッシュグリップは口の大きい鯉やナマズ、スッポン用です。ウナギ用ではありません。
ウナギやスッポンの硬い口に刺さった針は、素手ではなかなか抜けないので、ペンチ類は必ず持参しましょう。
コスパが良く、ロングノーズの安全ペンチ。
もはや趣味の領域スノーピークプライヤー。
かなり奥まで飲まれてもグリッと針外しができます。
コツ① 仕掛け回収は、夜明け前が吉。
仕掛けの回収は、できるだけ夜明け前の薄暗い時がよいです。明るくなると、他の釣り人や散歩中の通行人が増えてきます。
仕掛けの回収時に、ウナギが釣れる瞬間を目撃されると、『ここでウナギが獲れるらしいぞ』と噂になり、後々に場所取りされたりして面倒です。
コツ② 投入は、マイナーな場所で。
置き針は、釣り人がよく訪れる場所には向きません。
置き針中の糸が発見されると、イタズラされて岸に仕掛けが上がっているケースがあるためです。
最後に・・・スッポン料理
本記事ではスッポンの危険性に触れましたが、スッポンの味は絶品です。
鍋・雑炊はもちろん、唐揚げや炒め物にも格別の味わいがありますので、捕獲できたら是非お待ち帰り調理することをおすすめします。
すっぽん鍋。こんな見た目ですが、味は絶品です。
すっぽんの卵。大きさはウズラの卵よりひと回り小さいくらいで、黄身がとても濃厚です。
スッポンは亀と違って動きが超速いです。逃げる時、人間の徒歩くらいのスピードがあります。
後ろ脚の爪が鋭いので、トングで固定。調理時は、フィッシュグリップを噛ませて調理します。
気軽な置き針、この春からはじめてみませんか?
他の釣りと違って、アイテムも少なくて済む置き針。
それでは、また別の記事にお会いしましょう!