DIYネタ

金属切断工具『 ボルトクリッパー 』のご紹介。買えば一生使えます。

皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。

本日は、ボルトクリッパー という、主に金属棒などを切断する工具をご紹介します。記事の最後に動画も貼り付けておりますので、ぜひ最後までお付き合い下さい!

まめた
まめた
あ、これ見たことあるワン!警察が放置自転車のワイヤー錠を撤去する時に使う工具ワンよね?
ぼんた
ぼんた
うん、ボルトクリッパーっていう工具だよ。一般人にはマイナーな工具だけど、DIYで役立つ時があるから今回紹介するね。
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ボルトクリッパーとは?

ボルトクリッパーとは、テコの原理を応用して金属ボルト棒などを手動で簡単に切断できる強力なハサミです。

サイズにもよりますが、手動の切断工具の中では最強のパワーを有しております。

ペンチではどうにもならない太い針金などを切断したい時は、ボルトクリッパーがとっても役に立ちます。

ボルトクリッパーのサイズと用途について

ボルトクリッパーは、300/ 350 / 450 / 600 / 750 / 900 / 1050㎜まで、7つサイズ規格があります。

DIYで色々なものを切断したいという方におすすめなのは450㎜ / 600㎜ あたりのサイズです。(鎖チェーンや南京錠あたりなら450mm、もっと太い鉄筋や金属ボルトは600mmが妥当です。)

まめた
まめた
300とか350㎜はコンパクトだけどダメワンか?
ぼんた
ぼんた
人によって用途によってまちまちだけど・・300㎜とかだと、ペンチに毛が生えたくらいのパワーしかないよ。

そう、ボルトクリッパーを買おうか悩んでいる人は、「ペンチ・ニッパーで歯が立たないものを切断したい」という方がほとんどです。

せっかく買うのですから、300~350㎜の小型ボルトクリッパーではなく、中型の450~600㎜サイズにした方が後悔ありません。南京錠や鉄筋、その他解体作業に必ず役立ちます。

まめた
まめた
じゃあ、900~1050㎜とかはどうワンか?
ぼんた
ぼんた
あれはデカすぎるし何より重いから、出番も少ないし保管も場所を取るよ。プロが専門的に使う業務用だよ。
まめた
まめた
なるほど、じゃあ450㎜あたりで検討するワン。

ボルトクリッパーの特徴

ボルトクリッパーは、DIYでもかなり特殊な工具です。使用者・用途によっては手放せない必需品にもなりますし、全く出番のない不用品にもなります。

購入してから後悔しなくないのが皆様の心情ですので、ここからはボルトクリッパー(450㎜)を長年使っているワタクシが思ったことをお話していこうと思います。

ボルトクリッパーの良いところ

手軽に硬い金属を切断できる

ボルトクリッパーを購入して、何よりも良かったのは「今まで切断できなかったものが切断できるようになった」という変化です。

これまでニッパーやペンチ、金切りハサミでは切断することができなかったような金属を切断できるようになったので、DIYでできることが確実に増えました。

↑自宅フェンスの設置を自分で実施しました。長さの切り詰めにボルトクリッパーを使用しております。職人に頼むと数十万円かかる外構フェンスの設置も、工具と材料・やる気さえあれば自分で行うことができます。

10㎜のボルトを切断。とはいえ、450㎜のボルトクリッパーではこれが限界です。

切断自体がとっても楽しい

これは、実際に使ってみないと分からない内容ですが、ボルトクリッパーで太い金属をグニュン!と手動で切断する瞬間は、とても楽しいのです。

ボルトクリッパーで解体中。金属がポキポキ折れて病み付きになります。

思いっきり感情論ですが、手動でできた!という喜びは他に例えようがありません。

ボルトクリッパーの悪いところ

ここまでボルトクリッパーをベタ褒めしてきましたが、当然この工具にも悪いところが存在します。あらかじめ特徴を把握しておきましょう。

切断有効範囲が小さい。

金属棒など細い長物の切断は得意なボルトクリッパーですが、有効切断範囲が狭いという大きな弱点があります。

目一杯開いても、指くらいの範囲しか切断できません。

刃の切りシロ数㎝しかないので、金属板など広い範囲の切断には向いておりません。

切断面が精密でない。

ボルトクリッパーは、対象物を押し潰すように切断するという特性上、切断面が精密ではありません。

押し潰し切断なので、切断面は垂直にはなりません。

㎜単位での作品を作りたいという場面には全然向きませんので、基本的には解体や大雑把な切り分けが主な用途と考えておく必要があります。

パイプ状のものを切った時。切断面が潰れております。

次に、ボルトクリッパーの注意点を2点お話しておきます。

ボルトクリッパーの注意点

切断片の飛散に注意

ボルトクリッパーで切断する金属は、グニャリと曲がり粘り気のある金属ステーのようなものから、鉄筋のようにカチカチに硬いものまでさまざまです。

このカチカチに硬い金属を切断する時は、切断時に破片が飛んでいくことがあるので注意しましょう。手で覆っておくだけで防ぐことができます。

鉄筋が吹っ飛んでいく様子。
飛んだ破片が手に当たっても、怪我するほどではありません。

車載しっぱなしは厳禁

ボルトクリッパーは、ひとつ間違えば犯罪にも悪用される恐れのある工具です。

目的もなしに車にずっと積みっぱなしにしておくと、お巡りさんから職務質問を受けた時に「悪者扱い」される可能性が極めて高いので、必要な時以外は自宅で保管しておきましょう。

次に、手動工具ボルトクリッパーに対して、同じ切断用途をもつ電動工具『 ディスクグラインダー 』との違いをお話しておきます。

電動工具『 ディスクグラインダー 』との比較

ボルトクリッパーも450~600㎜クラスになると切断力は高く、同じ切断工具のディスクグラインダー(電動)とも違いを比較することができます。

手動工具と電動工具というだけでもさまざまな違いはあるのですが、ディスクグラインダーは、ボルトクリッパーの「押し潰しながら切断」と違い、「削りながら切断」をするため、対象物を大きく変形させずに切断することができます。

これだけ見ると、ディスクグラインダーが便利そうに見えますが、高速回転による危険性や騒音など、DIY初心者にとってハードルは上がります。

まとめ

本記事では、ボルトクリッパーというDIY業界ではちょっとマニアックな工具をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

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今回の記事の内容をYOUTUBE動画で作成致しましたので、もっと細かい機微をご覧になりたい方は、ぜひ視聴してみてください。

それでは、また他の記事でもお会いしましょう!