皆様こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
6月も中旬、趣味のうなぎ釣りも本格的にシーズンインとなってまいりました。
2020年は養殖うなぎが市場に安く出回るとの報道がありましたが、スーパーでは依然として高く、庶民には縁遠い存在です。
ここは例年通り、天然うなぎを自分で釣って土用の丑の日を乗り切りましょう。
さて、今回はそんなうなぎ釣りで使うアイテム、LEDヘッドライトのお話をしようと思います。
また、9年ぶりにLEDヘッドライトを新調(ジェントスDPX-333D)したので、そのご紹介を記事後半でさせていただきます。
進化しているLEDヘッドライト
夜に屋外で作業をする時、必需品のLEDヘッドライト。
昨今、LEDヘッドライトは高機能化が進み、最新機種では1万円クラスのむっちゃ明るいハイスペックモデルも登場しております。
工事現場などでプロが使う頑丈なものから、レジャー用途向けの多機能モデルまで様々なラインナップがあるので、どの機種を選んだらいいか悩む方も多いと思います。
そこで、今回は「夜釣り・屋外レジャーで使いたい」という方に向けて、求められるヘッドライトの性能について、解説していこうと思います。
夜釣りのヘッドライトは、命綱。
現在ではホームセンターなどの量販店で、激安ヘッドライトが980円とかで販売されております。
犬の散歩には十分なのですが、夜釣りの場面で使うとなると「暗いし、もうちょっといいものが欲しい」となります。
1人ぼっちで夜釣りに行く時は、ヘッドライトは無二の相棒になります。
極端な話、磯や堤防では命を預ける大事な場面で「ヘッドライトが壊れても、スマホにライト機能あるから大丈夫・・・」は非常に危険です。
電池が急速に消耗しますし、スマホで片手が塞がり海に落とすこともあります。
その為、真っ暗闇の中で唯一頼りになるのは、やはり信頼のおけるヘッドライトになります。
とまあ、釣り場ではいろいろなアクシデントが起きるので、ヘッドライトライトだけはちゃんとしたものを買いましょう。
夜釣り用ヘッドライトに求められる性能
さて、ちゃんとしたヘッドライトとは、どんなものなのか?
工事の現場・レジャーなど、ヘッドライトに求められる性能は用途により異なりますが、今回は「夜釣り」をする時に必要な性能を6つ挙げます。
①150ルーメン以上の明るさがあること
②角度調整機能
③フォーカスコントロール機能
④モーションセンサー機能
⑤防塵・防水機能
⑥充電方式(乾電池・充電池)
これらを知っていると、理想のヘッドライトに出会える確率がグッと上がります。順番に見ていきましょう。
①150ルーメン以上の明るさがあること
ヘッドライトを購入するにあたり、「明るさ」は最重要項目です。
一昔前までは、明るさの表記が「カンデラ」「ルクス」など各メーカーでバラバラでしたが、LEDが広く普及した現在、明るさ表記は「ルーメン」で統一されております。
6畳部屋照明800ルーメン、リビング照明2500ルーメン、英語だと200lmとか。
では、夜釣りに求められるヘッドライトの明るさがどれぐらいが妥当なのか?
ズバリ、150lm以上がおすすめです。
足元を照らすだけの犬の散歩なら30lmルーメンでも事足りますが、夜の磯や堤防となると大半は真っ暗闇で光量が全然足りません。
30lm | 200lm | 400lm |
見えない | よく見える | とてもよく見える |
最近では節電の為か常夜灯が切られている漁港も多く、ヘッドライトの明るさだけが頼り。
太刀魚釣りなど釣り人が混み合う漁港では、ライトの光量が足りないとラインが見えず、気がついたら隣の人とお祭り人していたなんて事もあります。
また、当ブログでお勧めしている「アオリイカのヤエン釣り」、「うなぎの穴釣り」、「テナガエビ採集」は、特に明るさが必要な釣りです。
テナガエビ採集の記事でもヘッドライトについて執筆しております。
ヤエンが今どこを滑っているか、アオリイカに到達したか、この穴にうなぎやテナガテビはいるか等の確認は、明るいヘッドライトがあれば全て目視で叶えることができます。
②照射角度調整機能
可動式ヘッドは、最近のヘッドライトなら比較的安いモデルでも標準装備されている場合がほとんどです。
ヘッド部分がカチカチ傾く構造になっており、任意の角度を照らす事ができます。
この機能があると、わざわざ首を動かさなくていいので、様々な動作が楽になります。
③フォーカスコントロール機能
フォーカスコントロールとは、「ピント調整」のことです。
ピント調整することで、狭い範囲を強く照らすスポットビームと広い範囲を弱く照らすワイドビームの2タイプの照射方法が使えるようになります。(ライトから照射される光量自体は同じです。)
うなぎの穴釣りなど、狭い箇所を強く照らす必要がある場面で、スポットビームは特に効果を発揮します。
④モーションセンサー機能
釣りに限らず、夜間のアウトドア・レジャーをする方に是非おすすめしたいのが、モーションセンサー機能。
手・腕・肘とどこでも良いので、ヘッドライト前方を遮ると瞬時にライトのON・OFFができる機能です。釣りエサや魚を触って手がベトついていても、ノータッチでOK。
ボタンを押さずにライトのON・OFFができるということは、極めて快適な機能です。1度体験すると、通常のセンサー非搭載の機種には戻れなくなります。
このセンサー機能の有無は、ハイエンド機種だからといっても必ず搭載されているものではありません。
ワタクシとしては、モーションセンサーは「夜釣りに絶対必要な機能」と認識しており、センサー機能が無い機種はどんなに明るくても買おうとは思いません。
⑤防塵・防水機能
ヘッドライトは主にアウトドアで使用するため、防塵・防水性は欠かせません。
この防塵性能は、国際規格のIP●■という感じで表記されます。
●・・防塵性能
■・・防水性能
(例:IP64 = 防塵6級、防水4級)
防塵性能について。
防塵性能は0〜6級まであります。0〜4級は石や砂が入るかどうかの低レベルで論外なので割愛します。
5級= 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない
6級= 粉塵が中に入らない
ちゃんと表記している機種ならば、ほとんどが最高規格の6級です。逆に、表記がない場合は怪しいので購入しない方が無難です。
防水性能について。
釣りの最中に雨が降ってくることはよくある事ですし、海は常に潮風が吹いています。夜にヘッドライトで海辺を照らすと、潮風の飛沫が下から上に吹き上げている光景もよくあります。
防水性能は、0〜8級まであります。(最高規格の8級は常時水没でもOK)
通常の釣りでは以下の2〜4級あたりが該当するのでご紹介します。
2級 : 上から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
3級 : 上から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
4級 : 全方向からの飛沫による有害な影響がない
5級 : 全方向からの水の直接噴流によっても有害な影響がない
雨だけならば2〜3級規格の防水ヘッドライトでも十分なのですが、先ほど触れた様に海辺は下から吹き上げる潮風が大敵です。
その為、夜釣り用のヘッドライトは防水4級以上がおすすめです。
5級は水道のホースでジャブジャブ洗うレベルのオーバースペックなので、実質的にヘッドライトの防水規格は4級で十分です。
総合的にまとめると、ヘッドライトのパッケージにIP64(防塵6級・防水4級)の表記があれば釣り・アウトドア全般で雨が降っても安心して使えます。
⑥充電方式(乾電池・充電池)
最後に、充電方式について触れます。
これまでヘッドライトで使われる電源は、「乾電池」が主流でしたが、数年前から「USB充電式」の機種も増えてきました。
用途によって使い勝手が違うので、「絶対こっちがいい」とは言い切れません。
個人的な見解ですが、両者の特徴をご説明します。
乾電池式ヘッドライトの特徴
メリット
・予備電池があれば、夜通し使える。
・エネループなども使えるので、経済的。
デメリット
・電池の交換作業が面倒。
USB充電式ヘッドライトの特徴
メリット
・USB充電コードなので、家や車で充電可。
・電池を出す手間がなく、気軽に充電。
デメリット
・長時間釣行では電池残量が持たない。
総評:近所のうなぎ釣りとかなら、USB充電式の方が気軽に使えます。逆に、アオリイカ釣りなど遠征/長時間釣行時は電池切れ・光量低下が発生するので、予備電池で補える乾電池式が良いです。
※最近では、ハイエンドモデルを中心に、専用充電池に加えて乾電池も使える「ハイブリッドタイプ」も登場してきております。
↓ジェントス製デルタピーク DPX-318H
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↑明るいですが、連続点灯時間が短いのでご注意。参考店頭実勢価格 : DPX-318H 7689円 2021年6月5日時点(ロイヤルホームセンター)
乾電池式か、USB充電式かの選択は、釣り人各々の用途に合わせて選ぶと良いと思います。
さて、ここまで夜釣りに適したヘッドライトの特徴についてお話ししてきました。
ここからは、ワタクシが今回購入したジェントス製デルタピークDPX-333Dという製品をご紹介をします。
ジェントス製デルタピーク DPX-333D
ネットで3600円程で購入しました。全般的に、ヘッドライトは店頭小売よりネットが3割程安い傾向にあります。
※ご参考に、2021年6月5日時点、ロイヤルホームセンター実勢税込価格 DPX-333D 5489円です。
このDPX-333Dは、本ブログでちょくちょく登場/活躍しているDPX-233H(廃番)の後継モデルです。
前機種からの良いとこどりで、今回の記事でご紹介した機能「明るさ150lm以上」「可動ヘッド」「フォーカスコントロール」「モーションセンサー」「防塵防水IP64」の全てを満たしております。
電池方式も従来と同じ乾電池式でなので、ワタクシの使用用途に合ってます。
明るさと連続点灯時間について
ヘッドライト選びで最も大切なのは「明るさ」ですが、もう一つ無視できないのが「連続点灯時間」です。
明るさを優先し過ぎるがあまり、消費電力が激しくてすぐに電池切れしまうようでは本末転倒。
釣りを長い時間楽しむには、HIGHモード連続点灯時間は5時間以上欲しいです。
参考に、3つの機種を簡単に比較しましょう。
青:良い 赤:悪い でお考えください。
勝手に5段階自己採点もしておきます。
①DPX-233H(これまでずっと使ってきた機種)
評価:★★★★★
High/160lm → 18時間
店頭実勢価格:4000円程度(廃番)
②DPX-333D(今回購入した機種)
評価:★★★★★
High/400lm → 7時間
Middle/200lm → 13時間
店頭実勢価格:5489円(ホームセンター)
③DPX-318H(更に上位の機種。持ってません。)
評価:★★★
High/600lm → 3.5時間
Middle/400lm → 5時間
店頭実勢価格:7689円(ホームセンター)
①は明るさ・連続点灯時間(超低燃費)のバランスがとても良かったのですが、廃番となってしまいました。
②は現行機種で、とてもバランスが良いので今回購入しました。
③はHigh600lmの明るさが魅力的ですが、連続点灯3.5時間は夜釣りで不安です。Middle400lmもあるのですが、②と同じ400lmなのに、なぜか連続点灯時間が5時間という燃費大食い。この機種は、充電池と乾電池を併用で使えるのですが、燃費は悪いとお考え下さい。
DPX-333Dは前機種と比較して明るさがHigh 160lm → 400lmに大幅パワーアップしつつも、連続点灯時間が7時間キープできていることが優秀です。
明るさも今までは、160lmでも十分!と思っておりましたが、やはりうなぎの穴釣りで使うヘッドライトは明るい方が断然有利でした。早速今年の秋にアオリイカのヤエン・エギ釣りで使用していこうと思います。
その他の機能
おまけ機能ですが、電池BOXのところに「後部認識灯」というライトがあります。
スイッチを入れると点灯し、暗い闇夜で「あっ、あそこに人がいるな」と他者に認識してもらえる機能です。
海でライトを消してルアー釣りなどをしている時に、他人からルアーを後頭部に投げ込まれるのを防ぐ効果があるとかないとか。
実際のうなぎ釣りの場面では、遠くを通りかかる通行人に穴場を知られないために常時OFFにしています。
まとめ
最後に、ジェントスでデルタピークDPX-333Dの機能をまとめます。
①明るさ
High / 400lm 7時間
Middle / 200lm 5時間
eco / 30lm 63時間
②角度調整機能(正面~下方)
③フォーカスコントロール機能(おすすめ!)
④モーションセンサー機能(おすすめ!)
⑤防塵・防水機能 IP64
⑥充電方式(乾電池 単3×3本)
ジェントスメーカー公式HPはこちら
今回は、夜釣り用ヘッドライトとして紹介しましたが、実際は釣りだけでなく犬の散歩やキャンプ・BBQなどのレジャー・防災などで日常使用しております。
ちゃんとしたヘッドライトが欲しいなーっていう方は、是非ご検討下さい。
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それではまた別の記事でお会いしましょう!