釣りネタ

海外製の激安PEライン「放浪カモメ」。本当に使えるのか購入・検証してみました。

皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。

先日、Amazonで4号の激安PEラインを購入しました。

銘柄はAmazonで「PEライン」と検索すると、ほぼ確実にHITする「放浪カモメ」という製品。ウミネコというメーカーから発売されているオリジナルPEラインとなります。

ものすごく売れているということですが、Amazonの説明ページを見てもゴリゴリのアピール文章羅列で、中国製っぽい雰囲気がプンプンしております。ちなみに、Amazonだけでなく楽天市場でも売り出しまくり。むーん。

値段が安いのは見たら分かりますが、実物はどうなのか、本当に大丈夫なのか気になっている方も多いと思いますので、今回購入したものを評価・レビューしてみたいと思います。

PE4号という太いライン

今回購入したのは、PE4号という陸釣りでは最強クラスの太いライン。

カタログ値では50lb(最大22.67kg)の破断強度を持つので、タコ釣り/うなぎ釣り/すっぽん釣りなど、パワータイプの獲物にも余裕を持って対抗する事ができます。

で、ワタクシ元々タコ釣り・うなぎ釣り用にPE4号ラインを所持・使用していたのですが、友人にリールごと譲ったりしているうちに手元のPEラインが無くなってしまいました。

「釣具屋でPEライン買うと高いしなあ。」

ペットボトル釣法には、格安の工事現場用水糸でもいいのですが、さすがにリールに水糸を巻くのはちょっと…。

そこで、ネットでむっちゃ売れてると噂の激安PEライン、「放浪カモメ」を試しに購入してみました。

購入時の価格は、PE4号マルチカラー300mで2100円。諦めがつく値段ですし、良い商品なら超お買い得です。

ポチっ。

放浪カモメのPEライン4号

早速、配達されました。

簡易パッケージでご到着。

 

横から。見た感じ特に問題ありません。

最近、サードパーティ製商品を購入する時、ワクワクしすぎて期待外れになるより、あまり期待せずに購入し、届いたものが想定外に良かった!という考え方にシフトしております。

届いた第一印象は、「思っていたのよりちゃんとしたやつ届いたな。」でした。

放浪カモメのアピール文を引用すると、

「放浪カモメでは日本産原料を使用しており、日本産原料でも数種類あるグレードの中で、最も高いランクのダイニーマを使用しております。」

とのこと。

真偽の程は実釣プレビューで確かめるしかありませんが、東レ・GOSENといった有名PEラインと同じ「超強力ポリエチレン繊維ダイニーマ」を100%使用していると謳っているので、もし本当なら非常にコスパの高い商品と言えます。

さて、届いたPEライン「放浪カモメ」を検証・評価していきます。

見た目・触り心地など

ねりねり、くにゅくにゅ。触感テスト。

今回はライン自体が太いということもあり、しなやか~固め でいうと、結構固めです。第一印象として「がっつりコーティングされている感」がありました。

この辺りは、何回か釣行していくうちにしなやかに変化していくと予想しております。

ドアップ。

購入時は毛羽立ちのようなものが見受けられず、滑りも良好。これは、実釣への期待感が持てますね。

海外製PEライトの太さ比較

PEラインは、海外製・国内製で太さ表記が異なります。(同じ号数でも海外製は国内製より太め)

ですが、これが世間一般に広く周知されてるとは言い難い状況です。

その為、何も知らず海外製PEラインをネット購入した方が「海外製のPEラインを購入したら、やたら太いラインが来た!プンプン!」と激おこしているレビューがあります。

このようなPEライン業界の問題点・レビューをこまめにチェックしているのか、放浪カモメ(ウミネコ)側も、しっかり国産・海外生産のライン号数比較表を用意しておりました。

引用:放浪カモメHPより抜粋

メーカー側が太さの違いを公表してくれていると、購入者としては判断しやすくて助かりますね。

国産PEラインと海外PEラインの太さが違う現象は、エギングやアジングなどで使用する細い号数(0.8号など)で顕著に表れ、5号以上あたりから差が見られなくなります。

手持ちのラインで比較してみた。

今回購入した放浪カモメPEラインは海外製4号。

表を参考にすると海外製の4号は、国産の4.5号くらいの太さのようです。

手持ちの4号ライン3種類を比較してみました。

放浪カモメPE4号(海外) 古いPE4号(海外) ナイロン4号(国産)
Amazonで購入 タックルベリーで購入 釣具屋

出所も全くバラバラの3種類ですが、「太さ4号」という共通点だけは揃っております。

で、比較写真がこちら。

これは、、、我ながらわかりにくい写真ですね。何度やってもピンぼけ。

上から順に、目視で判断すると
①放浪カモメ(海外製)
→ちょっと太い。4.5号くらい。

②古いPE(海外製)
→やや太い。5号くらい。

③ナイロン4号(国産) → 4号。これが基準。

という判断に落ち着きました。

うなぎ釣りやタコ釣りは遠投を必要としないので全く問題ありませんが、エギングやショアジギングなど飛距離が欲しい釣りの場合、号数を落とす必要があると思います。

(例)エギングで国産0.8号クラスが欲しい場合
→放浪カモメ0.4号

ぼんた
ぼんた
まぁ、自分の使用用途だと、何も問題ないなっていうのが正直な感想です。

色落ちはどうだろうか

PEラインを使っているとどうしても発生してくるのが、「色落ち」。

買った当初は鮮やかな色合いでも、使用を重ねる度にどうしても色落ちをしていきます。

左:数年使用しているPEライン 右:放浪カモメ(新品)

国産メーカーであっても、この色落ちばかりは紫外線や経年使用で避けられないのですが、たまに色落ちまくりのPEラインが流通しているのも事実。

シルバー系のリールなら全く問題ありませんが、ホワイト系のリールを使用しているアングラーにとっては、リールに色移りしないか心配の方もおられるかと思います。

今回購入したPEラインを、

・日光のあたる屋外(アルミ遮光有り・無し)
・水の張ったコップの中

2つの環境で1週間放置してみました。

BEFORE AFTER

色落ち試験の結果

対候性試験
放浪カモメ側は、色落ちに強いことを謳ってはいますが真夏の日光を1週間浴びるのは過酷だったようで、新品時の鮮やかな色は薄くなっておりました。

水中色落ち試験
今回、水中放置プレイによる色落ちは一切見受けられず、ふやけたりもしておりませんでした。

引っ張り強度は大丈夫?

4号PEライン(50lb)の太さだと、魚に引っ張り負けて千切れるという事はほぼ皆無です。

50lb=22.67kgという引っ張り強度。下手っぴな結び方でも、かなりの強度が出るはずです。

強度テストをしてみました。

今回の引っ張り強度テストで使う治具は、通常の釣りで使われる普通の結び方で行います。「結束強度最強!○○ノット」など複雑な技術は用いず、なるべく簡単に結べる方法をとりました。

いつも通りの普通の結びでやってみます。

現実問題、糸の途中で切れるというより、結束部で切れると予想しております。

ラウンド1

水入りペットボトル(1.5kg)

陸釣りで1.5kgと言ったらかなりの獲物ですが、、、

ヒョイッ。いとも簡単に持ち上がりました。

楽勝、放浪カモメ4号の勝ちです。というか、これで切れたら詐欺商品になってしまいますね。

ラウンド2

コンクリートブロック(10.0kg)

ここからいきなり重量級。大型のうなぎやタコが穴にへばりついても、ほとんどはこれより弱いです。

転倒に気をつけながら、テスト開始。

片手で撮影・もう一方で吊り上げしているのですが、むっちゃ重たいです。

そろーり。

フワッ。浮きました。

成功です!成功しました。

浮いたあと、10秒保てるか確認しましたが大丈夫でした。

最終ラウンド

水入りバケツ (22.67kg)

ナミナミの22.6kg。無理ゲーの匂いがします。

近所のガソリンスタンドから無償で頂いたこのバケツは20L仕様。ここにナミナミの水を注いで22.6kg(放浪カモメ4号50lbカタログ値)まで調整しました。

いや、、、これ切れるな。確実に。

そろーり。そろーり。

片手で20kgを持ち上げるだけでもしんどい状況。

そして・・・ブチッ!!

結束部で派手に破断。

うーん、やっぱりダメでした。

次は、水の量を減らして、14.0kgでチャレンジ。

ブチッ!!

14kgでもダメでした。

うーん、やはりカタログ値の様にはいきませんね。

この後、さらにテストしたところ12kgは成功したので、実際は12〜14kgで破断するという判断に落ち着きました。よって、カタログ値22.67kgの60%程のパワーということが分かりました。

いずれも結束部で破断しているので、ダブルノットとか使えばもう少し強度アップはできるかもしれません。

しかし、手間のかかる結びノットは現場で避けたいのと、自分の釣りライフでこのクラスの獲物に遭遇することはないので、十分合格と判断します。

ぼんた
ぼんた
実際は、PEラインが切れる前にナイロンハリスが先に破断します。

今回のテストをして改めて感じましたが、やはりPEライン4号は、引っ張りにむちゃくちゃ強いです。腰も痛くなってきたので、引っ張り強度テストはここまでにしておきます。

耐摩耗性

PEラインといったら気になるのが耐摩耗性。

ワタクシもアオリイカのエギングで、PEラインが岩に擦れたものを使い続けた結果、キャスト時にプッツンさせてしまったことが何度かあります。

元々細いPEラインだと、磨耗時は要注意。

今回のPEラインは4号。エギング用PE0.8号とは比べ物にならないくらい強いだろうと思いつつも、耐摩耗性テストをしてみました。

コンクリートブロックにひらすらPEラインを切れるまでこすり続けるという原始的試験をやってみます。

水中に近い環境にする為、時折水を掛けながら行いますが、ラインにとってはかなり過酷なテストだと思います。

ゴシゴシゴシ。場所も変えたりして、またゴシゴシ。

10分間やりましたが、破断せず。

あーもう疲れた、ヤメヤメ。

と言いたいところですが、他のラインも検証します。

比較対象実験。古い海外製PE4号

こちらは、同じPE4号とはいえ5年使っているので、毛羽立ちが目立ちます。

長年耐えてくれてありがとう。

この毛羽立ち量だと、いずれ使用中に破断してしまうかもしれません。

その為、磨耗試験時に気づいた事を挙げておきます。

コンクリート磨耗させると、色落ちが激しい。

磨耗試験時の色落ち。

さすがに表面ガリガリのコンクリートに往復運動で擦り付けていることもあって、モロに色落ちしております。苔の生えたツルッとした岩肌とかならもっとマシだったと思います。

乾いたコンクリートでの磨耗テストも実施

乾いたコンクリートは、もはやヤスリそのもの。

今回、興味本位で乾いたコンクリートでも擦り付けテストをしてみたのですが、結果は30秒くらいでボロボロに。

そりゃこうなりますね。

ナイロン4号も磨耗テスト

世間一般では、「PEラインは摩擦に弱い」と言われていますが、ナイロンライトはどうでしょうか。

しっかりコンクリートを濡らして実施。

同条件で、ナイロン4号・水濡れありでテストしてみました。

その結果、、、

開始早々、哀れな姿に。

ナイロン4号ラインは、擦り始めて30秒も持たずに破断してしまいました。

PEライン以上に全面的に削られてしまっております。PEラインは摩擦に弱いと言われておりますが、ナイロンラインはもっと弱い事が分かりました。

結論: ブランドを気にしなければ、非常にコスパ高い商品だった。

 

ワタクシがネットで購入した時の価格は、4号300mで2100円程度。消耗品としては、大変ありがたい価格設定です。

大手メーカー製品と同じダイニーマ100%を使っているので、めっちゃコスパ最強のPEラインといえますね。

個人なりに色々検証してみましたが、欠点といえば日光による色落ちと、購入時に国産・海外製ラインの太さ比較表をちゃんと見てから買う事ぐらいです。

それでも、どうしても色落ちが気になる!とか、一流ブランドのPEじゃないと安心できない!という方は、大手メーカー製の方が良いと思います。

商品リンク

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

今回の記事は、自由研究のような商品レビューとなり、個人的にもとても楽しめました。また良い商品があったら検証レビュー記事作成させていただきます。

↓放浪カモメPEラインのリンク貼っておきますので、購入してみようかなという方はこちらからご検討ください。

↑糸の号数・長さは選択できるようになってます。