DIY解放区

工作・日常生活の知恵・釣り&料理など、自分で出来ることは自分でやってみたい!という方を応援するブログです。

LED投光器(集魚灯)をDIY自作すると、アジ・メバル・タチウオの夜釣りが楽しくなる話

皆様こんにちは!

DIY解放区管理人のぼんたでございます。


先日、ヤエン釣りの活きアジ確保編でLED投光器(集魚灯)の有用性をご紹介させて頂きました。
www.gomateishoku.com



投光器のネックと言えば、やはり重さ。
エンジンより格段に軽いとはいえ、カーバッテリーをベースに製作するので8〜10kg程度と重量があります。釣り場まで持ち込むのは若干体力が要ります。


でも一度釣り場まで持ち込んでしまえば、真っ暗闇の中でアジや夜行性の魚を簡単に寄せ集める事ができるので、その場をアジ釣り場兼アオリイカ釣り場にすることが可能です。狙いの魚種の釣り場を作るって、実はすごいことです。




LED投光器は、アジ釣り以外にメバルや太刀魚(タチウオ)釣りなどでも大活躍するので、一回自作すれば様々な場面で釣りライフを豊かにしてくれるでしょう。なんならキャンプやバーベキューでも流用できますし。


注意点としては、光が強いので周囲の方に気を配ること。他に誰もいない地磯なら問題ありませんが、他の釣り人がいる堤防などでは、使用前に挨拶と投光器使用のことわりを入れておく必要があります。


投光器は集魚効果が非常に高い反面、他の釣り人ゾーンの魚も、自分のゾーンに寄せてしまうからです。


いきなりやってきた釣り人が、無断で投光器を焚きだした途端、自分のところで釣れていたアジが全部隣の釣り人のところに流れてしまったら、誰だって気分悪いですからね。


そんな時は、必ず先客の釣り人に「こんばんわ、あのーお隣で投光器使わせていただいても宜しいでしょうか?」と一声掛けましょう。その人もアジが釣れて喜んで承諾してくれる場合が多いです。

アジやメバルイカ狙いならば投光器の恩恵があります。しがしクロダイやグレは光を嫌がって逃げてしまうので、シビアな魚種を狙っている方が近くにいる場合は、LED投光器を自粛しましょう。



それでは、今回はLED投光器の自作ノウハウをご紹介しますよ。

LED投光器を自作しよう。


f:id:gomateishoku:20190910225423j:plain

こちらが、ワタクシお手製のLED投光器セットです。木材・ビス・ボルト以外はほぼAmazonで調達しております。

必要な材料


カーバッテリー(12V)


ワタクシ使用モデルです。日立製。これでなくてもOKです。

カーバッテリーは、縦横奥行きの違いで様々なサイズがあります。安物で全然オッケーです。高価なバッテリーを使う必要は一切ないですし、自分で持てる重量ならば何でもOKです。但し、必ず持ち手が付いている製品にして下さい。

f:id:gomateishoku:20190908220203j:plain

この持ち手がないと、重くて持ち運べません。


ホームセンターで買うとやたら高いのがバッテリー。ここはネットの出番です。仮に上記Amazonリンクの製品型番が40B19Lとします。



・バッテリーターミナル

バッテリーターミナル。かっこいい名前ですが、いわゆる端子台です。


バッテリーの規格によって、端子台の穴径が違います。上記バッテリーが40B19Lとすると、端子台もB規格のものにしましょう。C〜Fとかの規格を買っちゃダメです。ブカブカ、もしくはキツ過ぎてハマりません。

f:id:gomateishoku:20190910205509j:plain

ワタクシ、どうせ全部一緒だろうと適当にバッテリーターミナルを買ってしまったので、いざハメてみるとスカスカ状態です。いやはや。


でも大丈夫、スカスカ分はアルミホイルを適量かませて解決しました。現在は、知人から規格に合った端子台を貰ってぴったりです。



・端子セットと圧着ペンチ

端子単品のみならダイソーにも売っている時がありますが、専用の圧着ペンチが必要です。このセットなら専用圧着ペンチから必要端子類まで全て含まれているので楽チンですね。

尚、ラジオペンチのみで無理やり圧着するのはおススメしません。というのも圧着不良の場合、いざ現場に着いてからコードがスポッと抜けて使えない場合があるからです。(ワタクシ経験済み)



・ケーブル

ケーブルは必ず太めにしましょう。
12Vバッテリーの場合、0.75sqだと80Wまで使えます。LED投光器で十分です。逆に0.2sqとかの細いケーブルは発熱・発火の可能性が極めて高いので、LED投光器に使ってはダメです。



・LED投光器本体48W

LED 48W 似たような類似品たくさんあります。これも含め全部中国製ぽいです。

ワタクシ48Wモデルを使っておりますが、めちゃくちゃ明るいです。ここだけ昼か!?というくらい。いつも3時間くらいしか使わないのですが、5時間以上は確実にバッテリーが持つので必要十分です。理論上は7時間。Amazonでは72Wモデルとかも売っていますが、バッテリーの消費が早くなるのと、これ以上の明るさが不要なので48Wが妥当なラインと感じます。LEDって従来電球の約1/6の電力消費なので、LED48Wならば従来電球250W相当でしょうか。本当にむっちゃ明るいです。



・ヒューズホルダーとヒューズ

ヒューズは安全機能です。万が一電気が規定以上に流れてもヒューズが飛んで事故を未然に防いでくれます。今回は 48W投光器 ÷ 12Vバッテリー = 4Aの電流が流れるので、ヒューズは10Aを使います。20Aとか30Aとかだと許容範囲が広過ぎて安全機能の役割がないのです。


ヒューズは、カーバッテリーのプラス極側のコードに取り付けしましょう。マイナス極側に取り付けても、安全機能は果たしてくれません。詳しくは後述。



・スイッチ

こちらのリンクは、有名ブランドのエーモン防水スイッチです。ゴムキャップ付きで潮風浴びても長持ちですね。12V10Aまでなので、120WまでOK。もちろん48W電球、72W電球共に使えます。防水スイッチは高級品なので、ワタクシは近所の電材屋で非防水のスイッチを買ってきて流用しております。一応その辺は自己責任でお願いします。(コードが付いてないスイッチ単品の場合、ハンダと半田ごてが要り手間が掛かります。)



・木材、ビス、インパクトドライバ、先端ビットなど

このあたりは、DIY関連の過去記事を見ていただければ、スムーズに枠組みを作れると思います。下穴加工とか知っている方は読み飛ばしてください。

www.gomateishoku.com



はい、組み立てていきます。

実際に組み上げてみた。

※今回の記事用に組み立て品を一度バラしております。


1.バッテリーの採寸をします。

f:id:gomateishoku:20190909224845j:plain
メジャーや定規で外寸を測ります。

ちょっとピチピチかな、というくらいの設計でいきましょう。ガバガバだとライトをしっかり固定できません。



2.木枠を組みます。

今回、木枠の内寸を幅184mm(18.4cm)、奥行き124mm(12.4cm)で木枠を組みました。バッテリー形状によって、木枠のサイズは異なります。
f:id:gomateishoku:20190914111401j:plain

木枠に使う材料は幅30mm××厚み12mm×長さ1200mmくらいの木材です。家に転がっている木材を使いました。この辺りを好き勝手出来るのがDIYの楽しいところですね。結果的に強度も十分で満足しております。


3.投光器ボルト用の穴をドリルで開けます。


穴径は8mm。木材用のドリルビットで穴を開けます。

投光器付属のボルトは長さ15mmしかなくて短すぎです。木材の厚みが12mmあるので、ナットで裏から固定できません。


そこで、ホームセンターで太さ8mm、長さ25mmのステンレスボルトを買い足しました。20円くらいだったかな?潮風を受ける部位なので、ステンレス製にしました。

f:id:gomateishoku:20190909225004j:plain
8mmのドリルで穴を開け、ボルトを通します。



4.バッテリーターミナル(端子台)の固定

f:id:gomateishoku:20190909230531j:plain
工具を使って端子台を固定します。



5.配線の全体イメージを把握。

f:id:gomateishoku:20190914110127j:plain

大体イメージが湧きますでしょうか。


バッテリープラス極をスタート地点として、
プラス極 → ヒューズ → スイッチ → 茶色(+)配線 → LED投光器 → 青(ー)配線 → マイナス極 という順です。

LED投光器から生えている2本線は、茶色がプラス青がマイナスです。ヨーロッパあたりの規格らしいです。ふむふむ。

日本では、ご存知じ赤がプラス黒がマイナスですね。


単純に考えて、LED投光器本体とバッテリーを直接結線してもライトは点灯します。


それだけだと安全性が低かったり、使い勝手が悪かったりするので、ヒューズやスイッチを間に挟みます。


電気はプラス極から流れるので、ヒューズの取り付け位置はバッテリーのプラス極から一番近いところ(上のイラスト位置)に配線するのが鉄則です。過電流が流れた時に真っ先に遮断してくれる為です。


そして、その下流にスイッチをつけます。
スイッチがワタクシの独断で家の余り物スイッチです。皆様は、ちゃんとした防水直流スイッチを購入しましょう。

防水スイッチ

うーん、高い。300円くらいならいいのに。



6.ヒューズの準備

f:id:gomateishoku:20190910212242j:plain



7.スイッチの固定

この工程は、スイッチの形状によって異なります。ワタクシは横着なのでプロトタイプではスイッチは固定せずプランプランでした。今回の取り付け方法はご参考まで。

f:id:gomateishoku:20190910213223j:plain

下穴加工をしてから、スイッチの両サイドをボルトとワッシャーで挟みこんでます。



8.コード・端子類の圧着

今回のDIYのメインは、このコード・端子類の圧着になります。ラジオペンチと専用圧着ペンチを併用して作業しましょう。といいつつも、ここにきて専用圧着ペンチをどっかに無くしていることに気付き別の圧着ペンチで代用しております。しかも、補助で使うラジオペンチも横着して大型ペンチで代用するという.......DIYでよくあることですね。


クワ型端子の圧着

f:id:gomateishoku:20190910215649j:plain

f:id:gomateishoku:20190910215727j:plain



コード同士の圧着

先に保護キャップをコードに通しておきましょう。

f:id:gomateishoku:20190910223344j:plain

f:id:gomateishoku:20190910223404j:plain

f:id:gomateishoku:20190910223420j:plain

各所の圧着後、指で端子同士を差し込みます。その後、保護キャップを被せます。


指で軽く引っ張って抜けないか確認しておきましょう。釣り場ですっぽ抜けると、工具が無いので直せません。真っ暗の中、アジが釣れだす明け方まで三角座りで待つことになります。


今回ワタクシのスイッチはハンダが必要なタイプなので、こっそりハンダ付けしております。ハンダ付けはちょっとコツがいるので、未経験の方は無理せずにコードが生えているタイプのスイッチを購入する事をおすすめします。

f:id:gomateishoku:20190910224956j:plain


とはいえ、ハンダ付けは覚えておくと非常に役に立ちます。初っ端から電気系統にチャレンジするより、釣り具製作などの通電目的ではない場面で練習を積んでからの方が安全です。


後日、アオリイカ釣り用のヤエン自作記事をUPしますので、そちらをご参照に把握・練習してみましょう。記事UPまで今しばらくお待ちください。



9.各部位の組み立て


f:id:gomateishoku:20190910225310j:plain

圧着できた各部位をしっかり取り付けましょう。最後にバッテリーターミナル(端子台)にプラスマイナスのコードを取り付けて完了です。コードと端子台の取付は①プラス、②マイナスの順で行いましょう。取り付けはその逆で、マイナス端子から外します。間違えても壊れはしませんが、安全の為。


注意点

バッテリー端子のプラスとマイナスがダイレクトに繋がると、スパークして危険です。片方の端子台をビニールテープで覆うなどすると安全に作業ができます。

いざ、完成!

f:id:gomateishoku:20190910225423j:plain

f:id:gomateishoku:20190910225459j:plain

f:id:gomateishoku:20190910225526j:plain


点灯させてみましょう。

f:id:gomateishoku:20190910225610j:plain

点いて当たり前なのですが、自作だとやはり感動します。やばいです。むちゃくちゃ明るいです。これで真っ暗闇でもアジは釣れたも同然。

バッテリーの充電はどうするのか?


バッテリーは使えば当然減ります。バッテリーチャージャーで充電してやりましょう。

f:id:gomateishoku:20190910225641j:plain



取り付けはプラス→マイナス。取り外しはマイナス→プラスの順で行いましょう。

f:id:gomateishoku:20190910225732j:plain

プラス(赤)→ マイナス(黒)でクリップを取り付けしたら、後はコンセント挿して充電開始。

このバッテリーチャージャーは、Amazon評価は非常に高いのですが、充電に結構時間が掛かるのと、充電中はファンの音がブォーンって鳴ります。扇風機の強くらいです。近所迷惑というレベルではないですが、夜中に部屋で充電するとブォーン音が気になるので、平日仕事出勤前にセットして日中充電しておくと良いです。

f:id:gomateishoku:20190910230115j:plain
コンセント挿したら、後は全自動。数時間掛かります。


f:id:gomateishoku:20190910225850j:plain
充電中。オオカミ(甲斐犬)がこちらを見ております。

後ろのオオカミさんの記事は、こちらをどうぞ。

メルテック バッテリー充電器

これを買ったついでにマイカーのバッテリーも満充電してあげました。もともと元気だったので効果はわかりませんでしたが。


それと、弱っていたスーパーカブのバッテリーも充電したら、目に見えて元気になってくれました。セルの掛かりが格段に良くなり一発始動してくれる様に。今まで汗だくでキック始動してたので、これは地味に嬉しい。


気を良くして職場に持っていったらあまり使っていない社用車のバッテリー回復用に引っ張りダコになってしまいました。早く返してください。





後から知ってしまった衝撃の事実


この記事全部書き終えてAmazonみました。すると、50W充電式LED投光器(中国製)が販売されているのです。ス、スペックもほぼ同じか!?

中国製とはいえワタクシの自作48WLED投光器と同等の明るさ、しかも2.65kgという超軽量で4時間くらい使えるとは。


うーん、本当だったらすごい。ちょっと前までこんな充電式製品なかったのですが....。もっと昔はハロゲン投光器というガスやガソリンを使った投光器が主流だったのですが、技術の進歩は早いですね......。


記事作成前に、Amazon見ておけば良かったという気持ちもありますが、ワタクシのサイト名は「DIY解放区」。自作することで、作る人の経験値・知識・腕が上達することと、探究心が満たされること、他人にドヤ顔できること、バッテリーチャージャーや購入した工具類や部材が他にも流用できる事を踏まえて良しとします。


効率やコスパを取るなら既製品ですが、ワタクシ的にはやっぱり自作をオススメしたいです。なんていったって、自身のスキルが上がってまた他の物が作れますから。



本日の記事はここまでです。
長文お付き合いありがとうございました、また別の記事でお会いしましょう!

※自作ヤエンの記事UPしました。
www.gomateishoku.com


ヤエン釣り、管理人の持ち物公開しております。
www.gomateishoku.com





©DIY解放区 All Rights Reserved.