DIYネタ

【完全保存版】ヤエン自作仕掛け、針製作からハンダ付けのコツまで作り方を大公開。

皆様、こんにちは!
DIY解放区管理人のぼんたでございます。

先日よりアオリイカのヤエン釣りの魅力についてご紹介してきました。

本日はもっとヤエン釣りの奥深さを知って頂くために、自作ヤエンの作り方をご紹介してみたいと思います。

市販品のヤエンで満足できない・何でも自作してみたいっていう方は、ぜひチャレンジしてみましょう。

自作ヤエンの作り方をご紹介

まずは、市販品と自作品の違いを見てみましょう。

上: 市販品800円 下 : 自作品100円

自作ヤエンは超軽量に仕上げることも出来るので、違和感なくアオリイカに到達できる特徴があります。

ぼんた
ぼんた
市販品の釣果を上回ることも可能です。オリジナルのヤエン作りにチャレンジしましょう。

材料と道具を揃えよう。

用意するもの

・ステンレスバネ線0.8mm、0.6mm
・ガン玉
・ラジオペンチ
・丸ペンチ
・ミニルーター
・ダイヤ円盤ビット/マンドレル軸
・半田ごて
・こて置き台
・濡れスポンジ
・ステンレス用ハンダ/フラックス
・銅線(太さ0.2mm)
・ステンレスパイプ(内径1.0mm)
・クリップ作業台

ぼんた
ぼんた
商品リンクは記事最後に貼っておきます。買い揃えにご利用ください。

ヤエンの作り方・工程

まずは、ヤエンの作り方・工程を見ていきましょう。

今回のスタンダードなヤエンは、全部で3つの工程で完成します。

①ヤエン各パーツの製作

②ヤエン各パーツのはんだ付け

③針の成形、オモリの調整

ぼんた
ぼんた
本記事の作り方通りにすれば、初心者の方でも必ず作れますのでご安心ください。

初心者の方にはハンダ付けって難しそうなイメージがありますが、電子基盤のようにデリケートなハンダ付けもないので、道具とコツさえ分かれば簡単にマスター出来ます。

本記事でハンダ技術も上達して、自作釣具の種類を広げていきましょう。

当ブログでは、針も自作します。

本ブログでは、針もゼロから自作することをご紹介しております。

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釣り針(管付針)の自作記事も併せてどうぞ。

まめた
まめた
えっ、わざわざ針から自作するのって面倒じゃないワンか?
ぼんた
ぼんた
確かに、手間はかかるけどね。でも軽くて錆びないヤエンを作るなら、針も自作する方がいいよ。

針から自作するメリット

・ステンレスSUS304素材が使える。

左:自作ステンレス針  右:市販ヤエン用クローム針

自作に使うステンレスバネ線は、SUS304という非常に錆びに強い素材です。

「絶対に錆びません」というと語弊があるかもしれませんが、自作した針を海で使用・ノーメンテでも全然錆びません。

過去に、ヤエン手作りパーツとして市販されていたクローム(鉄)製針を使ったら、1シーズンでサビサビになってしまいました。

・軽い針先が作れる。

アオリイカにヤエンを掛けるには、軽量な針先が不可欠です。

釣具屋の市販針先は、大きい・太い・重いと三拍子揃ってしまっているので、針先の跳ね上がりが弱いです。

また、総合的にヤエン全体の自重が重くなるので、イカが違和感を感じてアジを離しやすくなってしまいます。

ぼんた
ぼんた
自作針で製作したヤエンは軽量なので、イカに違和感を与えずスムーズに到達出来ます。当然釣果もグッと上がります。

軽量化しても、秋のアオリイカサイズには十分な強度がありますので、ご安心下さい。
・100円未満で作れる。

市販ヤエンが800〜2,000円くらいなのに対し、自作ヤエンは50〜100円で作れます。

工具の購入費用は必要ですが、一度揃えてしまえば他の釣具製作や工作にも使えるので、総合的にお得です。

自分自身のスキル上達にもなりますよ。

・自分だけのオリジナルヤエンが作れる。

自作は、やはりこれが一番ですね。

針の位置・形状・重心など全て自由です。

今回ご紹介するスタンダード式以外にも、二股式・跳ね上げ式・2点支点・3点支点と何でも作れます。

跳ね上げ式ヤエンはこちらの記事をどうぞ。詳細にまとめております。

今回作るヤエンの設計図

各パーツの寸法を載せておきます。

針先部分を作る

ステンレスバネ線0.6mmを長さ3cmで切断。

ヤエン1個につき、8~10本作りましょう。

マーキングには、油性マッキーがおすすめです。

マーキング箇所を切断していきます。

0.8mmまでの太さならラジオペンチの切断機能で十分。

次に、先端をミニルーターで尖らせます。

ダイヤ円盤ビットの側面を使って針先を尖らせていきます。

このステンレス線は、少し長めにカットしております。

短いとミニルーター作業がやりにくくて危ない為です。

ぼんた
ぼんた
本来2cmずつのカットでも足りるのですが、握りやすさ重視でわざと長めの3cmにカットしております。余分な長さは後ほどカットします。

ミニルータに興味がある方は、こちらの記事をご参照下さい。

DIY工作の幅がグッと広がります。

ミニルーター本体

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針の部分が出来ました。

続いて不要な長さを切断します。

針先から2cmのところで切断しましょう。


左 : 切断前3cm
右 : 切断後2cm

慣れたら10本くらいまとめてマジックで墨書きしていけば、効率が良いです。

 

たくさん出来ました。曲げずにストレートの状態で置いておきます。

ハンダ付け後に曲げて成形します。

 

針先が出来たら、次は糸掛け支柱の製作です。

支柱部分を作る


お好みで使いやすい糸掛け形状にしましょう。

支柱の糸掛け形状にこれといった決まりはありません。

クリップ形状や円形などワンタッチ着脱できれば何でもオッケーです。

ルールとして、糸掛けの一番トップの高さは2.4cm前後に設計しましょう。

3~4cmとかだとイカまで距離があり、刺さりにくいヤエンになってしまいます。

ステンレスバネ線は、0.8mmを使用します。長さ7~8cmでカット。

カットが出来たら、糸掛部分を成形します。

端の箇所3mm程度をラジオペンチで掴み、90度に4回曲げて成形します。

糸掛トップは、丸ペンチを使いましょう。

ぼんた
ぼんた
糸掛トップだけは、ラジオペンチは使用できません。

ギザギザ歯でステンレス線を傷付けて滑りを悪くしてしまう為です。

糸掛トップ以外は、ラジオペンチで仕上げます。

支柱部分完成です。

糸掛トップから2.4cmの部分で支柱を曲げます。

曲げた後、0.5〜1.0cmだけ残してカットしましょう。

骨組みメイン部分を作る

先程の支柱部分と同じ要領で作れば簡単です。

こちらは丸型タイプの糸掛にしてみました。

こちらの糸掛トップの高さは3.0cmで曲げましょう。

今回は秋イカサイズで作ります。全長が20cmになる様に不要部分をカットします。

ぼんた
ぼんた
撮影の都合で既に支柱がハンダ付けされております。ご了承下さい。

次はいよいよハンダ付けです。

ハンダ付け

ステンレスのハンダ付けはコツがあります。

すぐにハンダがくっついてくれる電子基盤と違い、ステンレス素材の場合は酸化被膜というバリアがあり、そのままハンダ付けしようとしても付かないのです。

逆に、手順さえしっかり踏めばステンレスのハンダ付けは誰でも簡単にできます。

銅線で支柱と本体を固定する。

銅線はハンダがとても乗りやすい良質素材。

ハンダ付けと針の固定を兼ねて、出来るだけ強めに巻きましょう。

個人的には0.19〜0.2mmの細い銅線がおすすめです。

大きいホームセンターや電子部品店にしかないのですが、テンション掛けて銅線巻いても千切れにくく、仕上がりもスマートで◎。

ホームセンターにも銅線は売っていますが、0.3mmなので太くて仕上がりがズングリしがちです。

今回、0.19mmのストックがなくなってしまったのでヤエン専用銅線買いました。

なんと0.1mm!

うーん、細い!

とても細いので仕上がりは美しくなりますが、テンション掛けながら巻くとプチっと切れちゃいます。難しい….。

とりあえず、替えがないのでこれで頑張ります。


支柱の逆サイドにも銅線を少し巻きます。

こうする事でハンダがよく乗り、支柱の強度がUPします。

ヤエンの固定・フラックスの塗布

支柱の銅線巻きが終わったら、クリップアームスタンドにセットします。


クリップアームスタンドは、ハンダ付けに超便利。

両手が使えます。

でも、ハンダ付けをした事がない人は当然持っておりません。

洗濯バサミや粘土を駆使してヤエンを固定しましょう。

フラックスを銅線部分に塗布します。量は一滴で十分です。

フラックスとは、早い話が強酸です。

ステンレス表面の酸化被膜(バリアーみたいなもの)を取り除く役割があり、これ無しではステンレスのハンダ付けはほぼ不可能です。

フラックスはたっぷり塗る必要はありません。

表面が濡れたかなっていう程度の塗布で十分です。

机の汚れ防止のため、ダンボールの切れ端とか敷いて養生しておくと良いです。

ハンダ付け開始!

熱した半田ごてを、フラックスを塗った銅線部分にあてがいましょう。

先程塗布したフラックスがジュワジュワと蒸発します。

10秒くらい熱しましょう。

こちらがステンレス用はんだ。

ハンダごてはステンレス線の裏に当てておきます。

熱くなったステンレス線にハンダを乗せるとスッと溶けてくれます。

ハンダはステンレス材に当てて溶かします。
ハンダごてに当てて溶かすのではありません。

ちゃんとハンダが溶けて乗りました。黒ずみは水洗いしたら綺麗に落ちます。

ハンダ付けが済んだら、ヤエンを水道水でしっかりとすすぎ、フラックス(強酸)を洗い落とします。

これを怠ると、さすがのステンレスも腐食してしまいますので必ず行いましょう。

綺麗になりました。

針根元のハンダ付け

支柱のハンダ付けが出来たら、最初に作った針根元のハンダ付けをします。

まずは銅線マキマキ。本体のステンレス線と針根元を5mm幅くらい巻きましょう。

簡単そうにやっていますが、ここはかなり細かい作業です。

尚、多少歪んでも釣果に影響はありません。

見た目だけの問題です。

こちらも、フラックス→ハンダごてで加熱→はんだ流し込み→水道水洗浄を行います。

中央寄りの掛け針の根元は、支柱からの距離9.5〜10.0cm位で取り付けしましょう。

銅線のハンダ付けは5mm程度を目安に。

ハンダ付けができました。

あと少しで完成です。
ここから針を成形していきます。



ヤエン針の成型

こんなステンレスパイプがあると非常に作業が捗り(はかどり)ます。

内径は1.0mm。この部品が無いと大変です。

針先にグッと差し込みます。

奥まで差した状態で、グイっと起こします。

針先が起きました。

どんどん針先を起こしていきます。

その後、丸ペンチを使い成形。指に刺さらないように注意!

丸ペンチだけだとうまくいかない時は、指も使って成形していきましょう。

針先付近は危険です。

場合によってはラジオペンチも使っていきましょう。

全体の針角度良し!

オモリを取り付けします。

後付けできるガン玉タイプが便利です。

ペンチでグッと挟み込んで取り付け完了。

重さチェック


市販ヤエン8.0g。


自作ヤエン4.3g。

大幅な軽量化に成功しました。

重心バランステスト

ガン玉を取り付けしたら、次は支柱に糸を掛けて重心バランスのチェックをしましょう。

参考に、市販ヤエンの角度はこれくらい。

こちら自作ヤエン。針先が水平より少し上向になる位がベストです。

ガン玉を移動させて、いい感じに仕上がりました。

あとは、糸掛けにナイロン糸を通して実際にスムーズに滑るかを見ておきましょう。

勾配を付けてナイロン糸を張り、スムーズに滑っていけば成功です。


よし、これで烏賊は釣れたも同然。

さあ、自作ヤエンを引っ提げて、ヤエン釣りに出撃しましょう。

ヤエンをいくつも試作してフィールドテストをしていると、「このヤエン、よく釣れるな」という発見があります。それこそ爆釣も。

そんな爆釣ヤエンのプロトタイプは、根掛かりによるロスト前に必ず寸法をコピーしておきましょう。

あなたの設計した大切な一本となるでしょう。

今回のシンプルヤエン自作の記事はここまでです。いかがでしたでしょうか。

次回は、記事中にもチラッと出てきた跳ね上げ式ヤエンもご紹介します。

作成まで今しばらくお待ちください。


※記事できました。

材料費100円。自作跳ね上げ式ヤエンの作り方。アオリイカのゲット率が高い跳ね上げ式ヤエンを自作してみませんか?針から全て自作するノウハウご紹介しております。...

ヤエン自作に使う材料・道具のご紹介

ここまで長文にお付き合い頂きありがとうございました。

最後に、本記事で紹介した道具をご紹介させていただきます。

ヤエン製作にご利用ください。

ステンレスバネ線
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ヤエンの自作では0.6mmと0.8mmを購入・使用します。
好みによっては、針を0.6mm、胴体を1.0mmで作ってもOKです。

購入前に必ず太さを確認しましょう。

ミニルーター本体

価格・性能もピンキリのミニルーター。

ヤエン製作ではダイヤ円盤ビットを使った針作りの出番だけなので、ぶっちゃけ高機能のミニルーターは不要ですが、せっかくなのでワタクシ所有の一押しモデル載せておきます。

ダイヤ円盤ビット・マンドレル軸
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ダイヤ円盤の側面にダイヤモンド砥粒が接着されており、針金を斜めにあてがう事で鋭利な針先が作れます。

銅線針金

太さ0.2mmがスリムで強度もあり、ワタクシのおすすめです。

銅線に限らずエナメル線も(ハンダで被覆を溶かすので)使えます。

尚、記事中で急遽買い足した0.1mmのヤエン専用品は細すぎて、正直扱いにくかったです。

半田ごて・こて台・スポンジセット
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ハンダごては30W以上あるとタコジグ制作などでも活躍します。

単品で買い揃えるよりセット品だと割安。

ステンレス用ハンダとフラックスのセット
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ハンダとフラックスも必ずステンレス用にしましょう。

ハンダ付け後は水ですすぎをしっかり行うことが大切です。

ラジオペンチ
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ケイバ社製ラジオペンチ。本記事でも使用しているアイテムです。

造りがしっかりしており、普通のペンチでは苦手な先端部分もよじれずしっかり掴めます。

可動部に真鍮が組み込まれ、超高耐久がウリ。

好みによりますが、バネは付いていないモデルなので、しっとりとした使い心地です。

ハンダ付け用クリップ台
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ヤエン製作は普通の基板ハンダ付けと違って空中でハンダ付けする必要があります。

必然的にハンダごてとハンダで両手が埋まってしまうので、この様なクリップ台があると快適に作業できます。

以上、アイテム紹介でした。

お気に入りのヤエン作りにお役立てください。


※2019.11.2追記

自作ヤエンで早速釣りました。

シンプルヤエン  成功率57%(獲得4匹/ヤエン投入7回)

アオリの足元にしっかりフッキング

別記事で作成中の跳ね上げ式ヤエン  成功率62%(獲得5匹/ヤエン投入8回)

シーズン終盤でのフィールドテストの為、アタリ数自体がとても少なかったのが悔やまれますが、自作ヤエンとしては大満足の獲得率となりました。