皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
先日、ぎっくり腰になってから腰に対しての意識が変わりました。
腰痛ベルトを買ったり、定期的に背筋を鍛えてみたり。
そんなある日、ホームセンター(コメリ)でとても座り心地の良い椅子を買いました。
お値段9,980円也。
む。犬たちが群れてきて椅子を単品で撮影できない・・!
ご覧ください。ハイバックタイプでヘッド部分が可動します。
このお陰で、首や肩がとても楽でくつろげます。
更に、フットレストも稼働。
フットレストを上げれば脚を伸ばしてグダグダしながらiPadやスマホいじりができます。
背中を倒せばもっとゆったりと出来ます。
但し、これだけ倒すと腕を上げてのスマホや読書がしにくくなります。
テレビ鑑賞専用ポジションですね。
これだけ良い椅子なのに、困ったことが…
この椅子は「くつろげる椅子」のようなコンセプトで設計されていると思います。
とても座り心地は良いです。但し…。
デスクワークには向いていない
ゆったりとした広い座面設計の為、自然と深座りとなります。
長時間座り込むのなら良いのですが、深座りのデメリットで、立ち上がるのが億劫。
更に脚部にコロコロ台車が付いてないので、デスクワークから離れる時に椅子を後ろに移動しにくい面倒さがあります。
横着こいて椅子をズズズーっと引きずったら床も傷付きそう。
これらを踏まえると、この椅子はiPad・スマホ用にするべきなのですが、なんとかパソコン作業にも使いたいのです。
よし、コロコロ車輪付けよう
そう思い立ったのは夜6時。
とにかく資材調達の時間がなかったのですが、近所のダイソーとホームセンターで何とか最低限の材料が揃いました。
コロコロ2個セット×3。ダイソーで購入。
木材。幅45×高さ24×長さ60mm
安全面だけは注意
今回の工作は、コロコロという稼働部分を取り付けて座るので、安全であることが条件です。
コロコロが耐荷重オーバーで壊れたりしないように、商品をチェック。
耐荷重表記が一切なし。お、おう……。さすがダイソー。
車輪1個あたりの耐荷重が全く分かりません。
ここは勘でいくしかありません。
とりあえず車輪4個では不安なので、6個にしましょう。
それを支える骨組みは厚み24mmの木材。厚みとしては十分でしょう。
コロコロ取り付けDIY開始!
今回はいきなり夜に思い立っての工作なので、ヤスリ掛けや塗装塗り等は省略。
とにかく簡単に作りたいというコンセプトです。
使い心地や耐久性が良ければ、後にヤスリ掛けと塗装をしてみようと思います。
木材の取り付け
まめた、頼むし向こう言ってくれ…。
まずは椅子を裏返します。作業しやすいようにスペースを確保しましょう。
キズ防止の養生シートを剥がします。
脚部底面のキズ防止シートは剥がして捨てましょう。(犬の毛が凄すぎてモザイクかけたい)
こんな具合で横に木材をビス止めします。
2人いれば抑えてもらいながらビス止めが出来るのですが、1人の場合はテープで仮固定しましょう。
今回はコーキング養生用テープを使いました。
こんな感じでテープ仮止め。
このようにビス止めするのですが、いきなりビスを打つと木材が割れてしまいます。
そこで必要になるのがドリルの下穴開け。
今回は長さ40mm×太さ3.5mmのビスを打つので、下穴は太さ2.8mmのドリルを使いました。
下穴(したあな)って何ぞ?という方はこちらの記事をご覧ください。
ちょいちょいっと。
本日はテキトー工作なので、ビス止め箇所もマーキング無しのテキトー感覚です。
よし、ビス止めします。
あちゃあ、端っこなので少し割れてしまいました。
ビス頭ぶんをもう少し大きく掘る必要がありますね。
ちょっと裏ワザですが、太めのドリルで表層部分だけグリグリ削ります
専用の面取りドリルもありますが横着こきました。
右の下穴グリグリ拡張した方は、きれいにビス止めできました。
この要領で、ドンドン進めていきます。
木屑はこまめに掃除しましょう。
作業中は木クズが頻繁に飛び散ります。
これを放ったらかして作業中をすると、足で踏んで更に木クズが拡散されてしまうので、こまめに掃除するのがベターです。
このような軽作業の掃除は、マキタのコードレス掃除機が便利。軽くてコードが無いので、チャチャっと取り出してササっと使えます。
マキタのコードレス掃除機
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ワタクシは14.4Vを使ってますが、10.8Vや最近主流の18Vもあります。
コードレス掃除機は屋内木工のDIYで大活躍。木くずや木粉などを手軽に吸引できます。(コインとかの金属にはパワー不足。)
コロコロの取り付け
先程取り付けた木材にコロコロを取り付けていきます。
配置は、木材両端と中央。精密な計測はなく、感覚で進めます。
付属のビスは右の小さいビス。強度的に不安要素があります。
左のビスは元々ワタクシがストックしているビスで、固定強度も良さそうですが…
ビスが太くてコロコロの穴にハマりません。
このよう太いドリルで穴の拡張はできるのですが、全部やると24個の穴拡張がとても手間なので今回は付属の小さいビスを使います。
小さいビスは太さ3.5mmですが、非常に短いので下穴無しでもOKです。
むむむ。ビットの磁力が弱く、ビスのポロリが連発します。
こんな時は、このビスキャッチアイテムが便利。
内部に磁石が組み込まれており、パワフルな磁力でビスをビットに固定してくれます。
とても便利なビスキャッチアイテムですが、弱点もあります。
狭い箇所への取り付けが苦手。むっちゃ邪魔になります。
この様なアイテムは一長一短ですが、普段のビス止めには大活躍。壊れることもないので、一個持っておけば大変重宝します。
そうこうしている内に、コロコロ6個全ての取り付けが終わりました。
完成!さて座り心地はいかに?
お前また乗るんかーい
本日はまめたがトコトン妨害してきます。
さて、まめたを退けて座ってみると……。
悪くない。悪くないぞぉ!
木材とコロコロの高さぶん、足付きが悪くなるかと予想していましたが特に問題ありません。
更に、パソコンキーボードへも腕が近くなり、使い勝手が大幅に向上しました。
パソコン席から離れる時も、コロコロのお陰で椅子を引く面倒さがありません。よし!
大成功!といいたいところですが……気になった点が1つ。
コロコロの性能
100均コロコロの性能的に限界か?
こればかりは100均のダイソー製なので仕方ないのですが、コロコロの転がり精度が悪いのです。
車輪も6個付けているので耐荷重的にも問題ないのですが、スーッという転がりが体験できませんでした。
ホームセンターなどのゴム製コロコロ(キャスター)ならもっとスムーズな滑りになっていたかもしれません。
ここは次回の課題です。ヤスリ掛け・塗装の際に取り外してアップグレードしようと思います。
商品としては、このグレー色のボールキャスターがウレタン製で床に優しく音も静か。今度はこれにしたいけど、コストが嵩んでしまいます。むむむ。
以上、思い付きで始まった椅子へのコロコロ取り付けDIYでした。