DIY解放区

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知っていると知らないでは大違い。下穴加工を覚えてDIYの腕を上げよう!

皆様、こんにちは!
当ブログDIY解放区管理人のぼんたでございます。


前回の記事では、木工DIYで使うビス(ネジ)のご紹介をしました。
www.gomateishoku.com


木工用ビス一つとっても、素材やビス頭、半ネジ形状など色々な違いがありましたね。そして、スリム軸のビスは、ほぼ下穴無しで直接木材にビス打ち出来ることも紹介しました。


しかし、スリムとはいえ5〜10cm以上のコーススレッドを直接ビス打ちしていく事は、ビス・木材ともに抵抗負荷があり、木材の割れやビス頭のナメを引き起こす原因になります。

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下処理からヤスリがけ・塗装2度塗りと苦労すればするほど、ビス打ちで木材を割ってしまってはとても凹みます。



ここまで苦労して下処理したのに、悲しい!

下穴あけとけば良かったワンね。


木材割れ防止に、下穴加工は超重要。


ビス打ちをする際に木材が割れる原因は、ただ一つです。下のイラストをご覧ください。


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下穴なしで割れてしまう原因は、木の繊維が詰まっているのにビス一本分の体積を無理矢理ねじ込む為です。どんなに高価でパワーのあるインパクトドライバーでビス打ちしても、結果は一緒です。


さらに下穴なしで力任せにねじ込むと、最悪ネジ頭も舐めてしまいます。朝の満員電車で既にギュウギュウなのに、まだまだ乗ってくる乗客の様なものですね。

下穴加工で不要な木繊維を排出する。


下穴加工で必要なもの


インパクトドライバ

・プラスビット

・ドリルビット

※ドリルビットの太さ目安は、ビス太さの70〜80%を目安にしましょう。下の写真参照。 φ3.5mmのビスを使うなら、ドリルビットはφ2.5mm〜3.0mmが良いでしょう。


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綺麗に仕上がりました。


下穴のおかげでビスがスムーズに打ちこめるので、ビス頭を舐めて潰してしまうミスも激減します。


下穴なしと有りの写真を比べると出来栄えが一目瞭然ですよね。下穴加工の重要性がよくお解かりいただけたと思います。


さて、ここで下穴加工について2つ程問題が。

一気に下穴を開けると精度がズレる問題


例えば、アナタがビスで木材を10箇所固定したいとします。


机上の理想論でいけば、ドリルビットで下穴を一気に10個開けて、その後にプラスビットに付け替えてビスを一気に10本打ちこんでいく。というのがベストですが、現実は上手くいきません。
実際に作品を作っていると、頑張って一気に10個開けた下穴が、ビスを打ちこんでいくうちに徐々にズレてきて、作品の端と端で大きな歪みになっている事がしょっちゅうある為です。


単純な対処法ですが、一気に下穴10個を開けようとせず、1~2個下穴を開けてはビスを打ち、木材の細かなズレを修正しながら施工するのがベストです。
コツとしては、下穴・ビス留めの順番を端から順に1、2、3、4、と進めるのではなく、1、2、9、10、のように最初と最後の箇所をまずピシッと固定して、そのあとに中間の箇所を下穴・ビス留めするという工法が一番失敗なく綺麗な作品を作ることにつながります。

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DIYあるある風景


このように下穴を開ける順序を変えてやることで、作品精度を高めることは可能になりました。



しかし・・・。

ドリルビットとプラスビットの付け替えが超面倒!


この下穴加工って、作品を丁寧に作り上げるために欠かせない作業ですが、プラスビットとドリルビットの取り換え作業が結構、いや、かなり手間なのです。


1~2個下穴開けてはインパクトドライバからドリルビットを取り外し、プラスビットに付け替えてビスを打つ。ビスを打ち終えたらまたプラスビットを取り外してドリルビットに付け替える・・・・・。
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ムキィィィイイイ!!めっちゃ面倒くさいワン!!ぼんた、何とかしてくれワンよ。

確かに! でもこれは誰しもが通る道。対処法は2つあるよ。


下穴開けが面倒な人へ 対処法1 本体をもう一台買う。

これから木工やDIYに本格的に取り組んでいきたいという方ならば、
やはり下穴用にインパクトドライバ(ドリルドライバでも可)を、もう一個買い足すという方法です。

単純ですが、手元に下穴用のインパクトドライバ(又はドリルドライバ)とビス打ち用のインパクトドライバを2刀流で置くことで、いちいちビットの交換をせずにスピーディーに作業を進めることができます。

下穴用に電動工具をもう一台揃えるメリット
・作業効率が格段に上がる。
・今後、様々な場面で2台あると便利。

デメリット
・2台目の購入費用が掛かる。

といったところでしょうか。
下穴用は、メインのビス打ち用に比べても安物で全然大丈夫です。
性能うんぬんよりも、取り回し重視の小型インパクトドライバがお勧めです。というのは、下穴開けは、ビス打ちに比べてパワーがそんなに求められないためです。



マキタの10.8V小型インパクトドライバ。バッテリー1個+充電器+ケース付属のオールインワンモデル。これ1セットでDIYが手軽に始められます。軽量なので取りまわしが良く、DIYを楽しくしてくれます。ウッドデッキ製作とか屋外用の大型DIY木工でなければこれ1セットで大体の作業が十分事足ります。





人によっては、「下穴には、インパクトドライバではなく、ドリルドライバだろう。」という声もありますが、

インパクトドライバ → 六角軸ビット(ホームセンター、ネット通販、ダイソーでも幅広く売っている。)

ドリルドライバ → 丸棒状のドリル軸(ダイソーでは売っていない。選択の幅が狭まる。)

なので、ワタクシとしては、世間一般的に幅広く普及している六角軸を採用しているインパクトドライバをおすすめします。丸棒状のドリル軸は、六角軸ビットに比べてビット1本辺りの単価が若干安いです。また構造上、ドリルチャックという3つの爪でビットを掴むのでグラつきがなく精度が高いというメリットはありますが、あくまで製造に従事するプロの世界での話です。日曜DIYをメインとする場合にメリットはほとんどありません。利便性を考えて六角軸ビットで統一した方が良いと思います。


下穴開けが面倒な人へ 対処法2 ビットアタッチメントを買う。

DIYは適度にするけど、わざわざ下穴用にもう1台電動工具を買い足すのもちょっと・・・と考える日曜DIYさんも大勢いると思います。いくらDIYが趣味といっても、予算あってのDIY。無茶はいけません。

そんなアナタにおすすめの製品があります。ドリルビットの着脱アタッチメントです。

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着脱アタッチメント1つで、作業効率が格段にUP。

これを使えば、手頃な出費で今まで着脱に掛かっていた作業が2手間→1手間に減ります。おっと、手間ゼロではありません。インパクトドライバ2刀流でも持ち替えの手間はありますし。ただ、今まで20回着脱していた作業が、10回で済むようになる、それだけでも非常に大きな価値があります。下穴・ビス打ちの箇所が多い時、このアタッチメントなしではとても億劫でしたが、今では快適に作業しております。このアタッチメントを先端ビットケースに忍ばせておけば、サッと取り出して使えます。


ワタクシが持っている製品は、ドリルビット自体も太さ変更できるタイプ。構造上、手元から先端まで継ぎ手が増えるので若干グラつきますが穴の精度には問題ありません。

アタッチメントと先端ビットが一通りセットになった商品です。アタッチメントの色が本体側:赤、先端側:青と分かれており、片手操作で赤が外せるので、よく考えて作られております。実際所有しておりますが、とても使いやすいです。



こちらは使ったことがない商品ですが、ビットは揃っている方向けの単品です。よくわからないメーカーだと困りますが、SK11なので安くて安心。(ワタクシの卓上ボール盤や釣りで使う解体ハサミはSK11です。藤原産業という日本企業のブランドで、低価格で安定した品質の商品を多数販売している工具メーカーです。)


これからDIYで机や棚などの木工品を作ってみたいという方は、下穴の重要性を身をもって経験すると思います。何とかスリムタイプのコーススレッドビスで下穴加工を回避したいのですが、そうもいかない場面も多々あることでしょう。そんな時はワタクシのこの拙い記事を思い出して、対処をしていただければ幸いです。






それでは、本日はここまでです。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?当ブログDIY解放区では皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。お気軽にご意見お寄せ下さい。


次回、本記事でも少し触れた六角軸とドリル軸、先端ビットについてご紹介しようと思います。

それでは~!

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