DIYネタ

ミニルータービットの違いを素人ながらに分析する 続編

皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。

本日は、今からちょうど1年前に執筆した「ミニルータービットの違いを素人ながらに分析する」の記事を、続編と称してもう少し詳しくご紹介しようと思います。

本編記事はこちら

ミニルータービットの違いを素人ながらに分析する皆様、こんにちは! DIY解放区管理人のぼんたでございます。 前回、ワタクシのミニルーター歴をお話させていただきました。 ...

なぜ続編を書く気になったのか?

このミニルータービット紹介記事は、ワタクシのブログの中でもベスト3に入る人気記事となっております。

ミニルーター好きなワタクシとしても嬉しい限りです。ありがとうございます。

で、ブログの無料アクセス解析ツールで超有名なGoogleアナリティクスというソフトを使うと、閲覧者の皆様の滞在時間がとても長いことがわかりました。

ワタクシとしては閲覧数が多いこともうれしいですが、滞在時間が長い方が、ちゃんと中身を読んでもらえたんだなという実感が湧いております。

さて、そんなワタクシのブログ。このご時世に於いてSNSが未着手です。

それ故に一方通行の情報発信ばかりでしたが、ここにきて初めて問い合わせフォームからご意見を頂きました。

問い合わせを要約すると「ミニルータービットの記事、読ませてもろたで。もっと写真付きでレビューしてくれたら嬉しい」的な内容です。

確かに、前回のミニルータービット記事は記事が長過ぎたので、端折って説明しているところがあります。

そこで、今回はビットの使用レビュー写真をもっと掲載してご紹介していこうと思います。


1番人気!超硬ビット(中国製)

「ほんの少しだけ削りたい…」などの細かい作業用途で使われるミニルーターですが、この超硬ビットだけは用途が違います。とにかく削るビットとして位置づけられております。

硬いものはゴリゴリ削り、柔らかいものはサクサク削ります。他のビットでは長時間かかるような切削も、超硬ビットなら快適・スピーディーに実現することができます。

ポイントは、ビットの溝の深さ。

以下の写真をご覧ください。

超硬ビット ダイヤビット 砥石ビット

ミニルータービットの中でも、削る役割をもつビットは大きく分けて上の3種類です。

比べると一目瞭然ですが、超硬ビットだけ溝が深いですね。この深い溝で対象物を力強く削っているわけです。

とにかくよく削れる!使っていて楽しい超硬ビット。

木材での比較をご覧ください。

左の超硬ビットは、深い溝でサクサク切削することができます。

それに対して真ん中のダイヤビットと右の砥石ビットは、溝がないので写真の状態まで削るのに結構時間がかかります。なんなら、回転が長時間に及ぶことで木が熱くなり焦げ目が付きやすいです。

ぼんた
ぼんた
ダイヤビットや砥石ビットが悪いのではなく、対象物との相性の問題です。

どんな素材を削るのに向いているの?

超硬ビットは、金属類・木材・粘土パテ類・プラスチック類と様々な素材を削ることができる優秀なビットです。

特に、金属をゴリゴリ削れるという点は、他のビットにはない特徴です。


ビスを削りました。あっという間にフラット。


アルミインゴットを削り、自作したエギの金型。

※但し、ガラス・陶器はNGです。超硬ビットの深い溝が対象物を損傷させるので危険です。

超硬ビットの弱点。低トルクのミニルーター本体だと、ビットが過負荷で止まる。

低トルクミニルーター
(例:浦和工業HA-20)
高トルクミニルーター
(アルゴファイルスターライトセット)
止まっちゃう。 ゴリゴリOK。

超硬ビットは溝が深いので素材をスピーディーに削れることがウリですが、その代償として他のビットより切削時の負荷抵抗が大きいです。

その為、トルクの弱いミニルーター本体だと頻繁に止まってしまいます。このパワー不足で止まってしまう現象は、金属類を削る時に顕著に見られます。

これらの悩みは、トルクパワーの強いミニルーター本体に変えることで全て解決します。これからミニルーターをしっかり習得していきたいという方は、いずれ行き着くミニルーター本体のステップアップです。

↑ワタクシのおすすめ機種、アルゴファイルスターライトセット。こちらの記事で詳細執筆しております。

ミニルーターでやりたい殆どの事を、しっかり叶えてくれる優秀機種です。パワー・精密性共に高く、超硬ビットとの相性もばっちりです。

事前情報 超硬ビットセット、梱包箱はボロいです。

ワタクシの商品リンクの中でもダントツに購入されているのが、下の超硬ビット10本セットです。最初に言っておきますとモロに中国製です。箱はぐちゃぐちゃとお考え下さい。但し、中身のモノは良いです。

Amazonでポチるとボロボロの外箱・内ケースで届きます。超硬ビットはどれも同様の商品画像なので、きっと他の類似製品も同じようなボロ箱納品となると思います。多分、殆どがJINTONG社のOEMです。

そのボロ箱の外見に反して、中身の超硬ビットはとてもコストパフォーマンスの高い商品です。強度も申し分なく、ジュラルミン(強化アルミ)や鉄を削っても劣化しておりません。10種類入っているので、必ずお気に入りのビット形状に出会うことができるでしょう。

※購入時の注意点。ビットの軸は、2.35mm・3.0mmの2つの規格があります。2.35mmならばほとんどのミニルーター本体に対応します。


2番人気!ダイヤモンド円盤ビット(ミニカッター)

次に人気が高いのが、ダイヤモンド円盤ビット。小物の切断には大変便利なビットです。ミニカッターとも呼ばれたりします。


ドライバーでビット交換できるものが多いです。

↓横から見た図。刃の厚みは0.5mmくらいです。


深さ7~8mm程度まで切断できます。

ダイヤモンド円盤ビットが必要な時

皆様が普段素材を切断する時って、ニッパーやカッターなどを使われていると思います。

ニッパーは針金切断が得意ですし、カッターナイフはダンボール解体に便利です。

そして、以下のような素材を切断したいときはダイヤモンド円盤ビットが欠かせません。ダイヤモンド砥粒による切削で、対象物を割らずに・潰さずに削ることができます。

アクリルパイプの切断


ダイヤ円盤ビットなら、パイプの切り口が割れません。

ステンレスパイプの切断


ニッパーだと、切断面が潰れてしまいますが….


ダイヤ円盤ビットなら、切断面を潰さず切断可能です。

ダイヤモンド円盤ビットは、側面使用が楽しい。(裏技)

別記事で釣り針の自作記事を作っていることもあり、皆さまセットで読まれております。

DIYで自作した釣り鈎(針)で魚をゲットしよう!【完全保存版】皆様、こんにちは! DIY解放区管理人のぼんたでございます。 本日は、釣りで使う釣り針の作り方をご紹介します。 釣り鈎(針)の...

ミニルーターは小型電動工具なので、もし指に接触しても小怪我程度で済みますが、側面使用は本来とは違う使い方です。安全には気を付けて作業しましょう。

バーベキューで大活躍!特製バーベキュー串を自作しよう。

キャンプ・バーベキューの時に魚やお肉の串焼きをしたい時、長いバーベキュー串ってなかなか売っておりません。30cm程度の金属串だと長さが全然足りなくて、コンロに橋渡しできません。

そんな方におすすめしたいのが、釣り道具製作用のステンレスバネ線を使った金属加工。ミニルーター・ダイヤモンド円盤ビット・ステンレスバネ線2.0㎜×50cmの3点で、簡単にロングタイプのバーベキュー串を自作することができます。

バーベキュー串の作り方

①ステンレスバネ線をナナメに寝かせ、回転するダイヤモンド円盤ビットにあてがいます。

 
なんとも地味作業ですが、楽しいです。

②適度に尖ったら出来上がり!


尖らせすぎると、指に当たった時に痛いです。

とても簡単です。ステンレスバネ線をくるくる回しながら削るのがコツです。道具と材料があれば誰でもできますので、是非挑戦してみてください。


市販では絶対に手に入らない長さ50cmバーベキュー串の完成!

キャンプやBBQに持っていくと、「その串、どこで売っているの?」とよく聞かれます。その時はドヤ顔でこう言いましょう。「えっ、自作したんだけど・・」

キャンプ女子の好感度アップ間違いなし。但し、男ばかりのキャンプだと「うおーすげー!俺にも作ってくれ!」が現実です。

必要道具は以下の3つ。

・ミニルーター本体

・ダイヤモンド円盤ビット(ミニカッター)

created by Rinker
IMPRESS
¥799
(2020/05/26 23:30:19時点 Amazon調べ-詳細)

・ステンレスバネ線  長さ50cm
※サイズで「太さ2mm」を選択しましょう。

さて、ここまで1番人気:超硬ビット、2番人気:ダイヤモンド円盤ビットとご紹介してきました。ここからは、ビット売れ行きの順位に大差がないので、順不同でじゃんじゃんご紹介します。

小径丸のこカッター

先にご紹介した”ダイヤモンド円盤ビット”の兄弟のようなビットがありまして、小径丸のこカッターと呼ばれております。


小径丸のこカッター。ギザギザ薄刃が特徴。

小径丸のこカッターとダイヤモンド円盤ビットの違い

この2つは、円盤状の似たものビットです。


左:小径丸のこカッター  右:ダイヤ円盤ビット

どちらも用途は切断となりますが、比べてみると色々な違いがあります。

違い①  刃の厚みが全然違う。


左:丸のこカッター 右:ダイヤ円盤ビット

小径丸のこカッターは、刃がとても薄いです。ざっくりと言うと、0.2~0.3mm厚くらい。その薄さを活かして、切断時に対象物の厚みを変えたくないフィギュア製作・ルアー製作などに活躍します。

違い②  小径丸のこカッターは、精密だけど非力。

小径丸のこカッターは小さなギザギザ刃がついており、柔らかい対象物をちょこっと切断するときなどはとても役に立ちます。薄刃なので精密な切断精度も得られます。


切断面薄さの比較。小径丸のこカッターが綺麗です。

但し、薄刃で刃の剛性・切断力が弱く、固い物質にはおすすめできません。柔らかい物の精密切断用と割り切りましょう。

違い③  側面の使用ができない。

こればかりはダイヤモンド円盤ビットのように、ダイヤ砥粒が側面に電着されていないので仕方ありません。薄刃切断専用のビットとなります。

created by Rinker
UID
¥699
(2020/05/26 17:30:13時点 Amazon調べ-詳細)

円盤ブラシ3種 真鍮・スチール・ナイロン

円盤系のビットは、ミニカッター以外にもたくさんあります。代表的なビットを3つご紹介します。

真鍮ブラシ スチールブラシ ナイロンブラシ

どれも円盤上にブラシが生えており、錆びや汚れ落としに使います。

真鍮(しんちゅう)ブラシビット

錆び落としをしたい時、まずは真鍮ブラシビットを使いましょう。

真鍮(しんちゅう)とは、銅のように柔らかい金属です。対象物を優しくブラッシングしてサビ落としをしてくれます。


回転するブラシをあてがって錆びを落とします。

真鍮ブラシでとっても綺麗になりました。


今回、錆びだけでなく塗膜まで剥がしてみました。この上から錆止め加工をしていけば、使い古した道具もリメイクすることができます。

created by Rinker
柳瀬
¥161
(2020/05/27 07:29:33時点 Amazon調べ-詳細)

スチールブラシビット


真鍮ブラシ→金色 / スチールブラシ→銀色です。

次は、スチールブラシのご紹介です。

スチール=鉄製のブラシで、真鍮ブラシよりも固いのが特徴。真鍮ブラシ同様にサビ落としに使用しますが、ブラシが固いのでサビをパワフルに落とすことができます。


左:スチールブラシ 右:真鍮ブラシ

スチールブラシの弱点 削りすぎに注意

スチールブラシはサビ落としが早い反面、そのブラシの固さから対象の金属に傷をつけてしまう場合があります。

そうならない為に、サビ落としは、まず真鍮ブラシから試してみる方が良いです。

created by Rinker
柳瀬
¥216
(2020/05/26 11:08:57時点 Amazon調べ-詳細)

ナイロンブラシビット

では、先ほどの真鍮・スチールに引き続き、ナイロンブラシビットでサビ落としにチャレンジしてみます。

ブイイィーーーーン。

むむ。画像ではちょっとわかりにくいですが、塗膜を残しつつ錆びだけ落とすことに成功しました。但し、真鍮・スチールビットに比べて非力で時間がかかります。

ナイロンブラシビットの用途は、汚れ落とし。

そう、ナイロンブラシビットは本来サビ落とし用ではありません。高速回転するナイロンのブラシで汚れ落としをするためのビットです。

↓の写真をご覧ください。インパクトドライバー(白)の汚れ落としをしてみようと思います。結構手垢で汚れておりますね、お恥ずかしい。

それ、ブイイィーーーーン。

うほっ。ものすごい綺麗になりました。比べてみると一目瞭然ですね。

ナイロンブラシビットの注意点

ナイロンブラシは、真鍮・スチールブラシに比べると、とてもマイルドなパワーしかありませんが、注意したいことが1点だけあります。

それはプラスチックやゴム系素材に対して、同じ箇所ばかりあてがうと熱で素材を溶かしてしまうという点です。

嫁のモバイルバッテリーを拝借…。 熱くなって少し溶けました。やばい!

汚れ落としが楽しくてついつい同じ箇所ばかり狙いうちしてしまいがちですが、極度に熱くならないようにブラシは常に動かしながらブラッシングしましょう。

王道中の王道、ダイヤモンドビット

ご紹介の順番が前後してしまいましたが、やはりミニルータービットの中で一番印象的なのは、このダイヤモンドビットでしょう。

ミニルーター本体を購入した時も、おまけで何本か付属してくることが多いので、ミニルーター  初心者の方がまず最初に使う先端ビットです。

ビットの切削部分に、工業用ダイヤモンドの砥粒が電着固定されており、硬いものから柔らかいものまでマルチに削ることができます。

ダイヤビットは、硬いものに優しい。

様々な素材に対応できるダイヤビットですが、特に得意なことは、硬いものを優しく削ることです。

先にご紹介した超硬ビットだとガラスや硬質アクリルに使えませんが、ダイヤビットなら可能。割れる恐れのあるものに対しては、ダイヤビットの十八番です。

ダイヤビットは、金属削りに向いてる?

はい、向いております。

ゴリゴリ削る用途なら超硬ビットに劣るのですが、少しずつ丁寧に金属を削るのなら、ダイヤビットが欠かせません。

初心者の方へ。ダイヤビットをうまく使い分けするコツ

先ほど、ミニルーターを初めて購入すると、オマケでダイヤビットが何本か付いてくるとお話ししました。

おまけビットは基本的に細めのビット数本ですが、30本くらいのビットセットを購入すると、もっと太いダイヤモンドビットを手に入れることができます。

まめた
まめた
細いビットと太いビット、どんな時に使い分けるワンか?
ぼんた
ぼんた
うん、下の写真を見てちょうだい。
細いダイヤモンドビット

細いビットは、見た目通り狭いところの切削が得意です。


先端が小さいので、細かい作業はとても得意。

その逆に、広い範囲の切削はとても苦手です。一部のみ深掘りしてしまったりして凹凸がイビツになってしまいます。

太いダイヤモンドビット


削る面は太いですが、軸は一緒の2.35mmです。

広範囲を丁寧に切削するには、太いビットが欠かせません。大きい回転半径の恩恵で切削面が広いので、全体をなだらかに削ることができます。


広い面には太いビットを使うのが定石です。

超硬ビットと比較すると、ダイヤモンドビットは地味ながらもやはりミニルーター工作の基礎です。様々な形状のビットを使い倒して特徴を掴んでいきましょう。

created by Rinker
JINTONG
¥855
(2020/05/26 18:42:27時点 Amazon調べ-詳細)

ダイヤビット30本セットを購入する前の注意点!

※ネット通販では、中級ランク以上のミニルーター本体を購入するとダイヤモンドビット30本がおまけで付いてくるというセット販売方式があります。

ワタクシが購入したアルゴファイルもそうでした。

本体購入時、おまけダイヤビットが30本も付いてくるという特典を失念しており、別途に30本セットを同時購入してダブってしまうというドジっ子ちゃんも。

ぼんた
ぼんた
というか上のドジな人、ワタクシです。もったいない。

本体の購入時は、おまけビットが何本かちゃんと調べておきましょう。


ダイヤビットよりもさらになだらかに削りたいなら、砥石ビット。

先のダイヤビット紹介で、ビットの削り面は大口径の方が、なだらかに削れると説明しました。そんなダイヤモンドビットよりも更に大口径なのが、砥石ビットです。


ダイヤ(細)・ダイヤ(太)・砥石ビット。

ダイヤビットと砥石ビットを比較すると、太さに大きな違いがありますね。

ワタクシの製作したエギの金型等は、この砥石ビットが大活躍しました。

主な製作手順。

①超硬ビットで荒削り。

②その後、砥石ビットで広範囲をなだらかに削る。


↑写真はイメージです。※既ににもっと滑らかに仕上げ処理済です。

③細かい箇所はダイヤモンドビットで。

という流れです。

結局、ミニルーターを使うのは人間なので、必ず力の強弱を間違えてイビツに掘ってしまう時があります。

そんなミスを、大口径の砥石ビットは曖昧にしてくれる優しさがあります。

↑砥石ビット・ダイヤモンドビットなどの詰め合わせセット。とにかく色々試してみたい方は、このセット又はリリーフというメーカーのビットセット(後述します)がおすすめ。一本一本揃えていくより、単価が数分の一で済むメリットがあります。

マイルドな仕上り、ゴム砥石ビット

まめた
まめた
更にマイルドな削り心地のビットがあるワンか!
ぼんた
ぼんた
うん。ゴム砥石ビットっていうのがあるよ。削るというより、仕上げに近いビットだよ。

ゴム砥石ビットとは?

このゴム砥石ビットは、小学生の頃に使う鉛筆、あの鉛筆の尻側に付いている消しゴムのような硬さのビットです。ゴムベースに微細な砥粒子が練りこまれております。

削る力は大変弱いのですが、ゴムの持つ柔軟性を活かして削りたい面にフィットしてくれるので、他の固いビットに比べて格段に扱いやすいとても優秀なビットです。

まずは、木材を削ってみましょう。


それ、ブィイーーン。


さすがゴム砥石ビット!とても扱いやすく削れます。

続きまして、金属(今回はアルミ)も削ってみましょう。もともとダイヤモンドビットで削っていたのですが、デコボコになってしまっているところを均し(ならし)ます。


ダイヤビットの削り跡がクッキリ残っております。


均しはゴム砥石ビットの得意とするところです。

なだらかになりました。金属・木材と幅広く使えます。

ゴム砥石ビットは、超硬ビットやダイヤビット・砥石ビットなどの削り跡をさらに滑らかマイルドに、思い通りに仕上げてくれるので絶対持っておくべきビットです。

ゴム砥石ビットは消耗が早いので注意!

柔軟性がウリのゴム砥石ビットは、作品の出来映えに大きく貢献してくれる便利なビットですが、大きな弱点があります。

それは、ゴム砥石の摩耗がかなり早いということ。調子に乗って荒削りから使っていると、どんどんすり減って小さくなってしまいます。まさに消しゴム。


他ビットと違い、使っていると小さくなっていきます。

ゴム砥石ビットを長持ちさせるコツ

コツというほど大層なものではありませんが、摩耗の激しいゴム砥石ビットを長持ちさせるには、仕上げ用途以外では温存して使わないということが大切です。

ぼんた
ぼんた
本当は、全部ゴム砥石ビットでやりたいくらいお気に入りなのですが、耐久性が低いので、用途に応じて、使い分けております。

荒削りは超硬ビットや砥石ビットに任せ、最後のならしで使うのが経済的です。

↑このゴム砥石ビット、ワタクシのブログで結構売れております。

フェルトバフビット

金属をピカピカに磨きあげたい時は、フェルトバフというビットの出番です。

フワフワしたバフという繊維の塊に、写真に写っている青棒という研磨剤を塗り込んで使用します。

これまでにご紹介してきたビット類は、金属・木材・プラスチックなど様々な素材に対応できるものでしたが、このフェルトバフビットは金属研磨仕上げ専用という、用途が限定されたビットです。

削るという機能は一切持っていないので、金属の僅かな凹凸などは消せません。その為、フェルトバフビットを使う時は、事前に表面をつるつるに均し(ならし)処理しておく必要があります。

ワタクシがエギの金属型を作った時は、

①超硬ビットで荒削り

②砥石ビットで表面ならし

③細かいところをダイヤビットで彫り込み

④ゴム砥石ビットでさらに表面を滑らかに

⑤さらに細かい番手の耐水ペーパーやすりを併用

フェルトバフビットで研磨

という手順を踏んでおります。

作業が多いように見えるのですが、紙やすり番手♯40→120→240→400→800と徐々に細かい目にあげていくのと同じ原理で、必要な手順です。

実際にフェルトバフビットで研磨してみます。

手元にあったアルミインゴットを研磨してみましょう。(素地がかなり荒いので、実際はもっと表面をなめらかにしてからフェルト研磨します。今回はお試しで。)


研磨剤をフェルトに塗り込んで、ブィイーーン。


磨きはじめは思いっきり黒くなりますが、大丈夫です。


黒ずみも消えて、綺麗な面が出てきました。右の黒いのは研磨粉なので、吹けば取れます。

↑金属光沢が出ましたね。事前に素地を均していたら、もっとピカピカ光沢になります。

では、次に金属のくすみ落としもしてみましょう。ビットの軸がかなりくすんで変色してしまっているので、これをフェルト研磨してみます。

研磨前


このくすみ、洗剤とかでは落ちません。

研磨後


ピッカピカ。新品同様の輝きに蘇りました。

ビットの軸がピカピカになりましたね。このフェルトバフビットは、シルバーアクセサリーとか金属装飾の艶出しに活躍します。但し、高価なアクセサリーに使う場合は目立たないところで試し研磨してからチャレンジしましょう。

フェルトがガチガチに固くなったら交換しましょう。


固くなったフェルト。机にあてるとコンコンッと音がなるくらい固いです。

↑の写真状態になったら、早めのビット交換が必要です。

あまり固くなりすぎると、回転接触時にゴッゴッゴッと抵抗を出すようになり対象物を傷つけてしまう場合があるためです。ご注意を。

穴あけ専用!ミニルーターのドリルビットのご紹介。

ドリルビットは、100均(ダイソーのみ店舗によって取扱いあり)でも入手できます。

DIY初心者の方へ 穴あけにはドリルが必須。

最初に申し上げますと、穴あけはとても楽しい作業です。

ワタクシが子供時代、ミニルーターの存在を知らず(当時販売されていなかった?)、穴あけ作業で大変苦戦しておりました。

そんな時、ミニ四駆のモーターの先っぽに裁縫針を取り付けて高速回転する謎の凶器を作り出してしまったことがあります。

その時にプラスチックに全然穴が開かなくて分かったのです。「あぁ、穴を開けるには針じゃだめなのか。ドリルが必要なのか。」


穴あけには、ドリルが必要。針じゃダメです。

ダイソーで入手できるドリルビットで、木材に穴をあけてみましょう。


左から、0.5mm   0.8mm   1.0mm のドリルビット。他にもサイズあります。

2×4木材の切れ端があるので、順に穴あけしていきます。ミニルーターの回転を正回転(時計回り)にしましょう。間違えて逆にしてもドリルで穴があかないだけなので、慌てず正回転にすればOKです。


正転・逆転を間違えても壊れないので、ご安心を。

木材に垂直にドリルがあたるように穴あけ開始。まずは、一番細い0.5mmのドリルビットからスタート。


ブィイーーン。穴あけ楽しい!

一番太い1.0mmビットまでスムーズに穴あけできました。


左から、0.5mm   0.8mm   1.0mm

簡単そうに見えておりますが、この穴あけ作業はミニルーターのトルク(パワー)がかなり必要です。トルクの弱いミニルーターだと、穴あけできずに止まってしまいます。


残念。所有している浦和工業のHA-20だとパワーが足りません…。

プラスチックにも穴あけしてみます。

手元にプラスチック定規があったので、これに穴あけしてみます。厚み2mm。


ちょっともったいない気もしますが、ご参考に。


ブィイーーン。


一瞬で穴あけできました。プラスチック穴あけは余裕です。

せっかくなので、金属の穴あけもお見せします。


ダイソーのドリルビット1.0mmビットで、果たして穴は開くのか?

木材は簡単に穴があきましたが、金属穴あけはどうでしょうか。

厚さ1.5mmの鉄金具があったので、穴あけにチャレンジしてみます。

ぼんた
ぼんた
ご参考に。身近な金属で柔らかいものから順に、アルミ・銅→鉄→ステンレスです。

一言に金属といっても、鉄は固い部類に入ります。


ある程度削れましたが、途中から空回りします。

うーん、穴が開きません。1mmほど掘って、そこから進まないのです。

パワフルなミニルーターなのでドリル回転は止まらないのですが、ビット先端が焼き付いてしまった気がします。


やっぱり!ビット先端が焼けて変色しております。

ドリルビットひとつダメにしてしまいました。

ぼんた
ぼんた
ドリルビットの先端に、少量の潤滑油(サラダ油でもOK)を塗ると、ビットの焼け付きを抑えることができます。

穴あけ対策として、潤滑油を使うと冷却効果・スムーズな穴あけができるのですが、最後に油をふき取る手間が出ます。その為、油で作品を汚してしまう粘土類などには使用できません。金属専用になります。

ミニルーター以外の金属への穴あけ方法

金属への穴あけは、ミニルーター以外でも可能です。身近な電動工具でいうと、電動ドリルやインパクトドライバー。


インパクトドライバー。金属用ビットを装着します。

一瞬で穴があきました。やはり適材適所が大切です。

インパクトドライバーってなんぞという方は、こちらの記事も寄り道ください。

ホームセンターの電動工具売り場の一角、先端ビットコーナーを把握しよう。皆様、こんにちは! 当ブログDIY解放区管理人のぼんたでございます。 前回、下穴ドリル加工をご紹介しました。 https:...

おまけ ハイス鋼ビット

おまけとして、ハイス鋼ビットというものをご紹介しておきます。

全体像を写しましたが、分かりにくいので拡大しますね。それっ。

切削部分は小さいのですが、この溝の深さ。

そう、このハイス鋼ビットは本記事冒頭でご紹介した超硬ビットと同様に、ハイスピードでサクサク削ることができるビットなのです。

ごっつい超硬ビットに対し、このハイス鋼ビットは狭いところを切削出来るので、粘土系の細かい造形などでも使用できます。上手に使い分けしましょう。

まとめ

ミニルータービットの違いを素人ながらに分析する 続編 、いかがでしたでしょうか?

おさらいですが基本の切削は下の写真左から、超硬・ハイス→ダイヤ→砥石→ゴム砥石→フェルトバフの順で滑らかにしていくのが基本です。

汚れ・サビ落としは、左からナイロン→真鍮→スチールで強力になります。

正直、全てのビットを1つずつ揃えるのは手間が掛かる上に、一本一本がとても割高になります。

その為、最初はビット詰め合わせセットを購入し、足らないビットは個別で買い足しするのがお得です。

ワタクシのブログで、頻繁に購入されている品を3つ紹介しておきます。この3点で、大体のミニルーターでやりたいことは叶います。

リリーフ ビットセット100ピース
created by Rinker
イチネンMTM ツール事業部
¥3,283
(2020/05/26 18:42:28時点 Amazon調べ-詳細)

ビットをアルミケースに収納できます、バランスのよい内容なので最初のビットセット購入におすすめです。

超硬ビット10本セット

箱ボロいですが、中身はとても優秀な超硬ビット10本入りです。

超硬ビット10本セット

リリーフのビットセットには、ドリルが入っていないので、買い足し分です。節約するならば、ダイソーの工具コーナーものぞいてみましょう。(店舗によって置いてない場合も結構あります。)

それでは、楽しいミニルーターライフをご満喫ください。

ぼんた
ぼんた
かなり長い記事になりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。