DIY解放区

工作・日常生活の知恵・釣り&料理など、自分で出来ることは自分でやってみたい!という方を応援するブログです。

材料費100円。自作跳ね上げ式ヤエンの作り方。


皆様、こんにちは!
DIY解放区管理人のぼんたでございます。


先日、スタンダードヤエンの製作をご紹介させていただきました。
www.gomateishoku.com

ハンドメイドで針もゼロから作るというこだわりもあり、ものすごい長文記事になってしまいました。


ヤエンを自分で作ってみたいという方は、上記の記事をお読みになってから本記事をお読みください。


さて、本日はスタンダードヤエンの進化系、跳ね上げ式ヤエンの製作を紹介させていただきます。


跳ね上げ式ヤエンとは?


ヤエンに可動部を組み込んで折れ曲がる(跳ね上がる)様にする事で、アオリイカに針がかりしやすくした応用ヤエンです。


スタンダードヤエンよりも、高確率でアオリ捕獲ができるヤエンです。本記事では秋イカをターゲットにしたヤエンサイズとなります。


それでは早速作っていきましょう。

跳ね上げ式ヤエンの製作

ヤエン後方部パーツを作ろう。


0.8mmステンレスバネ線を用意します。
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ラジオペンチで先端5〜10mmをクイっと曲げます。
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次は丸ペンチを使って、糸掛け部分を作ります。
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ヤエン尻側の糸掛け部分が出来ました。
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糸掛けトップから3.8mmの箇所に印を付けます。
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ラジオペンチで90度曲げて成型します。
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先程曲げたヤエン尻支柱から9.5mmの箇所に印を付けます。
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印の箇所を起点にラジオペンチで少し曲げます。
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逆サイドからも曲げます。
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こちらの写真を参考に、平面フラットになるように成型して下さい。
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ヤエン前方部パーツを作ろう。


別のステンレスバネ線を用意し、16cmに切断しましょう。
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切断したステンレス線に、内径1.0mmのステンレスパイプを垂直にハンダ付けします。あまり短いと銅線巻き固定で苦労します。2cm位の長めのパイプを使いましょう。
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仮固定には0.19〜0.20mmの銅線がおすすめです。
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銅線で可能な限りテンションを掛けながら、端から3.5cmの箇所に固定しました。
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ステンレス用フラックスをちょっぴり垂らします。
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ハンダごてで熱してからハンダ付けします。
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ハンダ付けができました。
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長すぎるステンレスパイプを切断します。パイプ形状を潰さない為に、ミニルーター +ダイヤ円盤ビットで切断します。
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切断対象物を押さえながらゆっくり焦らず切断します。
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切断出来ました。外側にバリが発生しております。
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バリ取りはミニルーター のダイヤモンドビットが得意です。パイプ内側のバリは、ダイヤビット砥粒だとザラついてしまうのでNGです。
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パイプ内側のバリは、ステンレス線をシャコシャコ出し入れする程度でOK。
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先に作っていた部分と仮ドッキング。むっ、ステンレスパイプが長くて綺麗に重なりません。あと1mm位削りましょうか…。
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もう少しだけステンレスパイプを削ります。バリ取る前にやれば良かった...。
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オッケー。一直線に綺麗に重なりました。良い出来になりそうです。
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上の重なり具合を参考に、ステンレス線が重ならない箇所にマジックで印を付けました。左の印はザックリで結構ですが、右の印は結構重要。(この重ならないところから支柱を立てる為。)
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また支柱を作っていきます。
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クイクイっと。
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こちらの支柱は糸掛けトップからの高さ2.8mmで作ります。2個作りましょう。
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2個出来ました。全く同じものを作ったつもりが、最後の折り曲げ箇所を逆に曲げてしまっております。実質的には何の問題もありません。
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その内の1個を先程のマジックで印付けた場所に固定します。
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ハンダ付け完了です。
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5〜10cm位のステンレス線を太さ2mmくらいの鉄棒に巻いて曲げます。
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こんな感じに仕上がりました。もう少し細くしたいです。
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ラジオペンチでもうちょっとスリムに成型しました。
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1.5cmのところでマーキングします。
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マーキング箇所で曲げて5mm程残して切断します。
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こんな配置でハンダ付けします。
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これはダメな配置です。後方パーツと組み合わせた際にステンレス線が狭い箇所に挟まってしまい、上手く跳ね上がりません。あと、ワタクシの指カサつき過ぎ…。
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ハンダ付けできました。
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最初に作っておいた箇所にも支柱を付けます。
写真のヤエン尻側から6.5cm箇所にマーキングしましょう。
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ここまできたらハンダ付けも慣れてきていると思います。
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ハンダ付け時に水を入れたコップを用意しておくと、ちょっとした冷却やフラックスの簡易除去が出来て便利です。最後にまとめてじゃぶじゃぶ洗いましょう。
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2つの部品が出来上がりました。これから組み上げます。
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ヤエン前方部と後方部パーツを組み合わせよう。


跳ね上げ用のガイドに通して…
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ステンレスパイプに通します。多少無理しても大丈夫です。さて、ここからステンレスパイプが工具として大活躍します。
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ステンレスパイプを差し込んで…
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クイっと曲げます。こうする事で、綺麗に無駄なく垂直曲げが出来ます。
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ラジオペンチで押さえながら、もういっちょステンレスパイプで曲げます。余った部分はラジオペンチかニッパーで切断しましょう。
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切断部位が尖っていたので、ミニルーターで安全に丸めます。
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よしよし!可動ばっちりOK!
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自作針のハンダ付けと成型


針をハンダ付け+自作曲げしていきます。こちらは0.6mmステンレスバネ線2cmを10本。作り方は前回記事をご覧下さい。
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針5本を先端付近で銅線巻き固定します。
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ハンダ付け出来ました。こんな少量ハンダでも1kgサイズのアオリイカでも対応可能です。
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続いて2箇所目。第1支柱から8.5cmのところにマーキングします。このあたりは餌のアジやアオリイカのサイズによって調整して下さい。
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マーキング箇所を起点に、針を銅線巻き固定します。
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ハンダ付け出来ました。
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ここに来て、ようやくステンレスパイプの情報が出てきました。外径1.4mm、内径1.0mm。重要なのは内径です。0.6mmや0.8mmのステンレス線が入ればOKです。
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グイッと奥まで挿して…
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クイっと曲げます。
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お馴染み丸ペンチで成型していきます。
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指が刺さらない様に注意しましょう。
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うーん、美しい…。
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オモリの取り付けと最終チェック


ガン玉おもりをセットしましょう。
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重心バランスや滑り具合等を見るため、糸を張っています。セロテープがアジの尻尾辺り。
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ついでにセロテープ右を握ってアオリイカに見立てます。少し傾斜を付けてヤエンを滑らせると拳にチクッと針先が当たります。よしよし!
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接合部アップ。
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針部分アップ。
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読者の方へ


いつも当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。


今回、跳ね上げ式ヤエンの自作は手順が多いため、写真たっぷり掲載させて頂きました。


今回・前回の記事をきっかけに、ヤエンを自分で作ってみようかなという方の後押しを出来れば、大変嬉しく思います。自作したヤエンでアオリイカが初めて釣れたら、そりゃもうドッキドキの感動間違いなしです。


シーズンオフで釣りが出来ない時の趣味としても楽しめるヤエン製作。是非お試しください。



ここから前回記事末のヤエン製作道具紹介です。

ヤエン自作に使う材料・道具のご紹介


ステンレスバネ線

ヤエンの自作では0.6mmと0.8mmを購入・使用します。好みによっては、針を0.6mm、胴体を1.0mmで作ってもOKです。ステンレスバネ線はヤエン作りに欠かせません。


ミニルーター本体

価格・性能もピンキリのミニルーター。ヤエン製作ではダイヤ円盤ビットを使った針作りの出番だけなので、ぶっちゃけ高機能のミニルーター は不要ですが、せっかくなのでワタクシ所有の一押しモデル載せておきます。


ダイヤ円盤ビット・マンドレル軸

ダイヤ円盤の側面にダイヤモンド砥粒が接着されており、針金を斜めにあてがう事で鋭利な針先が作れます。ちょっとネットは高いですね、類似品がダイソーに売っております。



銅線針金

太さ0.2mmがスリムで強度もあり、ワタクシのおすすめです。銅線に限らずエナメル線も(ハンダで被覆を溶かすので)使えます。尚、0.1mmのヤエン専用品は細すぎて、正直扱いにくかったです。


半田ごて・こて台・スポンジセット

ハンダごては30W以上あるとタコジグ制作などでも活躍します。単品で買い揃えるよりセット品だと割安。


ステンレス用ハンダとフラックスのセット

ハンダとフラックスも必ずステンレス用にしましょう。ハンダ付け後は水ですすぎをしっかり行うことが大切です。


ラジオペンチ

ケイバ社製ラジオペンチ。本記事でも使用しているアイテムです。造りがしっかりしており、普通のペンチでは苦手な先端部分もよじれずしっかり掴めます。可動部に真鍮が組み込まれ、超高耐久がウリ。好みによりますが、バネは付いていないモデルなので、しっとりとした使い心地が◎。


ハンダ付け用クリップ台

ヤエン製作は普通の基板ハンダ付けと違って空中でハンダ付けする必要があります。必然的にハンダごてとハンダで両手が埋まってしまうので、この様なクリップ台があると快適に作業できます。


以上、アイテム紹介でした。お気に入りのヤエン作りにお役立てください。

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