DIY解放区

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ミニルータービットの違いを素人ながらに分析する

皆様、こんにちは!
DIY解放区管理人のぼんたでございます。



前回、ワタクシのミニルーター遍歴を延々と語らせて頂きました。

まだお読みでない方は、ミニルーター本体編も合わせてどうぞ。
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大人になってからミニルーターを知ったワタクシ、少年時代はその様なものは無く、ミニ四駆の改造(シャーシくり抜きによる軽量化)ももっぱらハンドドリルとハンダゴテ、炙ってアツアツのカッターナイフ等でした。今思うと、当時ミニルーターがあればもっと色んな事が出来たのになぁと振り返ってしまいます。

さて子供も大人も楽しめる工作ツールのミニルーター、魅力は何より種類豊富なビット群にあります。付属品で付いてくる事の多いダイヤモンドビット、木工の切削力に特化したハイスビット、金属でもガシガシ削る超硬ビット、円盤状の切断ビット、穴開け用のドリルビットetc.....創作意欲と所有欲を満たしてくれるビット達。必要に応じて少しずつ揃えるもよし、最初からセット品を購入して実際に色々試してみるのも良いと思います。


今回は初めてビットを集めようとしている方に向けて、ワタクシなりの所感をご紹介できればと思います。

ミニルーター工作の幅を広げる多彩なビット達


市場のビットの太さは基本的に2.35mm 3.0mm 3.2mm の3種類です。

これだけは覚えておこう


其の壱
本体と先端ビットのシェアは圧倒的に2.35mm用が多いです。当然、ダイソーのビットなどは全部2.35mmばかりです。


其の弐
たまに2.35mmと2.34mmのビットが表記されていますが、一緒です。普通にどちらも使えますのでご安心下さい。


其の参
2.34と2.35は0.01mm差なので互換性ありますが、3.0と3.2は0.2mm差があり、互換性ありません(ビットが差し込めない)。


其の四
安価なルーターは2.35のみ対応。ワタクシの愛機(アルゴファイル)は2.35と3.0対応。ドレメルシリーズは2.35、3.0、3.2全て対応など、本体により対応ビットが違います。但し、2.35mmでほぼ9割方のビットはカバーできるので、特殊な用途でない限りビットも2.35mmで揃えましょう。いくら様々サイズに対応できる本体でもビットの太さを2.35で統一しておかないと、ビット交換時にいちいちコレットスリーブを交換するのが億劫になってしまいます。






では、いよいよ先端ビット達のご紹介ワン。

ここに挙げているのは、あくまで一例です。多彩な先端ビットを持っていると、ミニルーター工作を奥深くしてくれます。


ダイヤモンドビット

先端に工業用ダイヤモンド砥粒を電着固定したものです。ガラス製品や瀬戸物を彫刻するのに向いています。特徴として、砥粒の薄い層で削るので、あくまで切削力は小です。他の溝が深いビットの様にガンガン削る等の用途には向いていません。その代わり、少しずつ削るのでビットを滑らしてしまうリスクも軽減されます。


あまり頻繁に使用していると表面の砥粒層が剥がれてくるので交換の目安としましょう。


↑ ネットではこんなセットも売っています。このセットは砥石もついてますね。ダイヤモンドビットはルーター本体を買った時におまけで付属したりしてくるので、結構溜まります。無理して買う必要ないかも。ダイソーでも売っております。


切断系ビット


写真は工業用ダイヤモンド砥粒を電着させた円盤ビットと、金属薄刃のビットです。軸と円盤は分離型となっており、プラスドライバで着脱が可能です。ホームセンターやインターネットでも取り扱い豊富にありますが、100均のダイソーの工具コーナーにも置いていることがありますので、一度ご覧下さい。軸は「マンドレル」という商品名で当然100円、円盤ビットは上記のダイヤ円盤ビット+金属薄刃ビットに加え、切断砥石ビットも付いた3点セット100円で販売しております。マンドレル軸とビット1式揃えても200円で済むので、試してみる価値大です。


↑ 一応リンク貼っておきますが、普通にダイソーで売ってますので、ダイソーで十分かと。

本来の使い方ではないのであくまで自己責任になりますが、ワタクシはダイヤ円盤ビットの側面を使って釣り針を製作しております。
自作釣り針製作の記事をUPしました。こちら]もご覧下さい。
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各種円盤状ビット達

円盤系ビット共通に言えることですが、外径が大きくなると、回転時の負荷も大きくなる為、15,000回転以内で使用しましょう。


真鍮(シンチュウ)ブラシ、スチールブラシ

細かい部分のちょっとしたさび落としなどや塗装落としに使用します。

金色の方が真鍮ブラシで、銀色のスチールブラシに比べて少し柔らかいです。対象物が柔らかい場合、真鍮ブラシから使用すれば余計なダメージを与えずに済みます。真鍮ブラシで効率が悪い時はスチールブラシに切り替えましょう。


ナイロンブラシビット

ナイロンブラシは一見ただのナイロン線を束ねた円盤状の歯ブラシに見えます。これ需要あるのかとワタクシも思っていましたが、いざ使ってみるとビックリ。なんと対象物の汚れが落ちてピカピカになるのです。すぐに調べてみると、ナイロン線に砥粒が組み込まれている為、研磨力が高いとのことです。こちら先端ビット詰め合わせセットには必ずといっていい程入っています。種類によっては、ダイソーでも入手できますよ。


ゴム砥石ビット

これもダイソーで買いました。 写真は円盤状のゴム砥石ですが、ワタクシは、ドングリ状のゴム砥石を好んで使います。これも上記のナイロンブラシ同様に、ただのゴムにしか見えないのですが、ちゃんと砥粒が練りこまれており研磨力があります。ゴム砥石はダイヤモンドビット等に比べ弾力があるので、対象物に沿って滑らかに研磨することが可能です。


↑ ゴム系砥石は、仕上がりがとても綺麗。でも、摩耗が非常に早いです。


バフ系ビットと青棒(研磨剤)

見た感じ、小学校の時に図工で使ったあぶら粘土ですね。くすんでしまった金属の光沢を出すための研磨剤が練りこまれております。あくまで研磨用なので、切削力はありません。
入手はホームセンターやダイソー等で可能。利用方法として、バフ系ビットを低速回転でこの青棒に当てます。すると徐々にバフに研磨剤が刷り込まれていきます。好みの量がバフに乗ったら対象の金属に優しくあてがい研磨をしていきましょう。擦り始めは金属が真っ黒になるので、おいおい大丈夫かとなりますが心配ご無用。そのまま研磨をし続ければピカピカに仕上がります。主に指輪等の研磨に使えますが、いきなり家宝級の物には勇気が要ります。身近な100円玉辺りから攻めましょう。研磨後は対象物をウエス(布切れ)できれいに拭きましょう。


↑ 単品売りだと1本300円位です。金属アクセサリとかには必須。ダイソーには売っておりません。


↑ こちらは研磨剤。ホームセンターで600円位だったかな。一つ買えば超長持ちします。


砥石系ビット

頻繁に使う砥石系ビットです。

ビットの形、砥石の素材も様々で豊富なラインナップが売られています。

大まかに分けると

ピンク色砥石のビット・・・WA砥石。#150  鉄・アルミ・真鍮等に。
茶色砥石のビット・・・WA砥石。#80番  鉄・アルミ・真鍮等に。
緑色砥石のビット・・・GC砥石。#150  石・ガラス等割れやすい対象物に。
で分別できます。#の番手は数字が大きい程、目がなめらかなります。誤って写真左にゴム砥石ビットがありますが、ご愛嬌。

砥石は本当に沢山の種類があり、最初は何から揃えれば良いのかわからない方は多いと思います。正直、今でも分かりません。確かな事は、砥石と被加工物には相性があるという事です。実際に削ってみると段々掴めてきます。まずは安いビットからピンク・茶色・緑で揃えて試してみて下さい。ピンク系はダイソーで売っております。


↑ こちらは砥石系に加えてダイヤモンドビット、ゴム砥石、バフ系とよく使うビットの盛り合わせ。実用的で大変お得。但し、魅せ方が斬新すぎます。


超硬ビット

砥石系ビットと違い、超硬ビットは切削力が非常に高く、被加工物をスピーディーに切削することが可能です。金属や木材をサクサク 削ることができるので、手に入れてとても満足度の高いビットになることでしょう。弱点は知らず知らずの内に作品をゴッソリ削ってしまい、取り返しがつかなくなることでしょう。また、高い切削力の代償に仕上がりは粗くなります。仕上げは砥石系ビット等と併用して行うことで、効率よく満足いく作品ができますよ。


↑超硬系ビットは一本ずつ揃えるとめちゃくちゃお金掛かります。最初はこの様なセット品がおススメ。(但し、大陸製なので、箱やパッケージはボロいです。詳しくは記事最後に書いてます。)


ドリルビット

その名の通り穴を開けるビットで、こちらもよく使用します。0.3~1.2mm位までのサイズがダイソー、ホームセンター、ネット等で幅広く販売されております。おすすめはやはり何でも揃うダイソー。置いていない店舗も結構多いので、見かけたらストックしておきましょう。穴あけは切削同様、ミニルーターの性能に大きく左右されるので、トルクのあるミニルーターでの使用をお勧めします。パワーの弱いミニルーターで硬い材質を穴あけすると頻繁にドリルが途中で止まってしまい、モーターに過負荷を掛けてしまう為です。

写真の右側にやたら太いビットが写ってありますが、こちらはドリルではなく、エンドミルというビットです。穴あけ用途ではなく、側面を切削する為のもので使用には専用の設備が必要になります。


リンク貼っておりますが、とりあえずダイソー工具コーナーである程度揃います。







スリーブによる2.35mm~3.0mmビットの使い分け


入門機のミニルーターは、使用するビット軸の太さは2.35mmのみです。中級機とかになると、2.35mmに加えて3.0mmや3.2mmのビットも使える様な構造になっております。少しその説明もしておきます。

こちらのミニルーター本体(ワタクシの愛機 アルゴファイル スターライトセット)は、2.35mmと3.0mmのビットに対応しております。

標準でφ3.0コレットが埋まって固定されており、φ3.0ビットを差し込めばワンタッチですぐに使用ができます。


で、写真の小さい部品がφ3.0→φ2.35に変換するコレットスリーブ。本体購入時に同梱されております。

これを差し込む事で、ダイソーやホームセンターで圧倒的シェアを誇るφ2.35ビットも使えるようになります。もちろん、専用に作られている製品なので高精度、スリーブを入れたから軸がブレるということはありません。

ワタクシの愛機は、このφ3.0が元々埋まっているということにメリットを感じます。今まで使ってきた浦和工業HD20Aやドレメル4000も、φ2.35、φ3.0両方のビットが使えるコレットスリーブが付属しているのですが、本体自体にコレットが埋まっていないのでビットサイズ交換時はビットだけでなくコレットも毎回本体から着脱する必要があるのです。このひと手間を減らす工夫が、あぁよく考えとるねキミ。と所有欲を埋めて悦になれるのです。ま、実際は20,000円はたいて手に入れたミニルーターなので少しでも自分を納得させて罪ほろぼしをしているだけですが。


この使い心地、もう安いルーターに戻れませぬ。低速トルクのパワーも十分、軸精度、静音性の全てに於いて満足度高いこの製品ですが、更にこの価格帯では衝撃のフットペダル付きです。いちいち指でスイッチを入切せずに済むので、作業に没頭が可能。ワタクシおすすめでございます。

以上、ワタクシのミニルータービット所感でございます。最後にワタクシのミニルーター本体の熱弁入りましたことお許し下さい。


お勧めのビット揃え方


一応最後にワタクシ個人のおススメの揃え方ですが



まずバラエティーに富んだ先端ビットのセット商品(50pc等、BOXに沢山入っている商品)を購入。


↑のセットはスタートキットとして、100pc入り。とてもバランスよく揃ってますよ。

こういうセット商品購入時に気をつけたいことがあります。それは、200pc入とか数量だけ見ると魅力的な商品でも、実際は円盤状ヤスリやロール状ヤスリなど原価が安いものばかり大量に詰め込まれて数が稼がれており、肝心のよく使う砥石系やゴム系が少ない場合があります。初めて揃えるならば、数に釣られずに内容がバラエティー豊かなものを選ぶようにしましょう。


その後、一通り使った後に50pcセット品とかでは同梱されていない超硬ビット系を買います。

サクサク削れるのが、何より楽しいですよ。

↑この超硬ビットセットは大陸製ですが、コストパフォーマンスが最高です。注意点として、なんかケースが明らかに中古プラケースっぽくて中国語の書いた破れたシールが貼ってました。ネットに潜む闇ですね。但し、ビット自体は大変良好で色々なものが気持ちよく削れます。
日本製だと超硬系ビットは1本で2〜3千円くらいするので、割り切ってこちらでのスタートをワタクシ的にはおすすめします。




↑こちらは1本モノ。アルミをゴリゴリ削る用事があった時に買ったアルゴファイル製超硬ビット。こちらはシングルカットというタイプで、ダブルカットより溝が深く切削力が高いです。但しシングルカットの特性上、逆回転対応していないので、苦手な角度で切削中にビットに滑られてしまい作品を傷つけてしまう過去があります。


そしてミニルーターに慣れて来た頃に、普段よく使い消耗の激しいビット(ドリルビット・ゴム砥石系等)をダイソーとホームセンターで買い足す。(ちょっとホームセンターは高いかも・・・)

といった流れがバランスよくミニルーターの魅力を感じられると思います。






それでは皆様、楽しいミニルーターライフを満喫下さい。
ここまでの長文にお付き合い頂きありがとうございました。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?

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